満を持しての初舞台まもなく! 山田優が意欲を語った
「私自身ずっとやらせていただきたいと思っていた演出家さんでしたし、周りの人からも『初舞台は倉持さんの作品がいい』と言われていました。今回の台本もすばらしいのですが、この面白さをどうやればお客さんに伝わるのか、演じる難しさも感じているところです」。
物語の舞台は、バブル末期に建てられたマンション“ヴィラ・グランデ 青山”。民谷(竹中)が、20年来の友人でありながら3年前に仲違いしてしまった陣野(生瀬勝久)を呼び出したところから始まる。山田が演じるのは、このマンションの住人・津弓の役。「津弓は、気を遣ったり、人に優しくすることで自分の生きがいを感じたりする女性。私も人に何かしてあげたいって気持ちは強い方なので、津弓と似てる部分があるな、と。竹中さん、生瀬さんとの3人のシーンが多いんですが、とにかくおふたりが面白いので、私はあえてニュートラルでいたほうがいいような気がしていて(笑)。
今はなんとなくフワーッと、相手役の方と向かい合ったとき、すぐ自分も変えられるようなスタンスでいたいなと思います」。女優の仕事は好きですか?と聞くと、「好きです!」と即答。「すごく難しくて、まだまだ自信はないですけど、勉強になりますし、何より面白いので続けていきたいなと思っています。