くらし情報『中村福助、亡き父を偲ぶ『娘道成寺』で「教わったことを大切に」』

中村福助、亡き父を偲ぶ『娘道成寺』で「教わったことを大切に」

ふたりに共通しているのは、品格を大事にすること、根底に“娘”というものが流れていることです。その教えを大切にしています」。今回後見を勤めるのは長男の児太郎だ。「受け継いできたものを、次の世代にバトンタッチしていきたい」という思いがある。

昼の部では『寺子屋』の千代を演じている。夫・松王丸の義理ある人のために幼い息子の命を差し出す、悲しくも気丈な女性だ。今回は我が子を身替わりにするため寺子屋へ連れていく「寺入り」から始まる。「切ないシーンですね。
子どもを置いてきたという辛い気持ちを、楽屋に戻ってからも維持するように心掛けております」。松王丸は市川染五郎が演じる予定だったが、8月末の大けがを受けて休演に。「稽古で吉右衛門のお兄さんがとても詳しく教えていたので、私も楽しみでした。もちろん一番悔しい思いをしているのは染五郎さんですが、その思いを背負った吉右衛門のお兄さんが、精魂込めて松王丸を演じていらっしゃいます」。

9月15日(土)は夜の部開幕前にトークショーを行う。「今回はビフォートークなので、ちょっとしたポイントを聞いてから観ると分かりやすかったり、歌舞伎に親しみがわいてくだされば嬉しいです。

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