新国立劇場15周年のシーズンは英国舞台芸術フェスティバルで開幕!
と待望の上演に目を輝かせる。「ブリテンは2013年が生誕100年ですが、あえて来年まで待たず、シーズンオープニングにしました。これは本作にかける思いの表れです」と熱く語った。
舞踊部門のデイヴィッド・ビントレーは「島国であること、王室、皇室の存在など、イギリスと日本には多くの共通点があります。これはバレエにも当てはまり、実はイギリスにとっても、フランスやイタリアからもたらされたものという位置付け。ただし両国ともにバレエへの深い愛情をもっているという共通項があります。今回のフェスで、私はブリテン、シェイクスピアと名前を並べることができ、とても光栄です」と意気込みを語る。
「リチャード三世」は、2009年に話題を呼んだ舞台「ヘンリー六世」の続編。
「『ヘンリー六世』は9時間に及ぶ大作で、壮大なスケールが話題を呼び、多くの賞も頂きました。『リチャード三世』は時代や登場人物が同じまま繋がっていく作品ですが、今回は続編に相応しく、キャスト、スタッフ、演出までほぼ同メンバー。3年越しに夢を叶えることができました」と語る演劇部門の宮田慶子。「私自身、若い頃からロンドンに通うのが好きでした。イギリスでは芝居好きの人を“シアターゴア”と呼びます。