向井理が難役に挑戦! 「迷いを抱えたままやってみたい」
俳優・向井理の主演舞台『悼む人』が東京・パルコ劇場で10月19日(金)に開幕する。天童荒太が7年の歳月を費やして書いた同名小説を堤幸彦の演出で舞台化するもの。全国を放浪し、死者を悼む旅を続ける主人公・坂築静人を向井が務める。開幕前日の18日、堤と向井、共演の小西真奈美、手塚とおる、真野恵里菜、伊藤蘭が会見に応じた。
『悼む人』チケット情報
向井は「難しい役ですね。まだ迷っているところもありますし。確立されているキャラクターではないので、迷いを抱えたまま答えを見つけずにやっていければいいかなと思ってます」と現在の心境を語った。また、役づくりについては「原作を読んでもピンと来なかった。
結局この人は何だったんだろうという人を演じるのは難しいなと思いますね。ただ、北海道から福岡まで本当に旅をしていけるので、その中で変わっていけたら面白いかなと思います」と抱負を述べた。
今回の舞台は、静人と、かつて夫を殺した罪で服役し静人と行動を共にする倖世(小西)、旅先で静人と出会った週刊誌の記者・蒔野(手塚)、そして静人の母(伊藤)と妹(真野)の5人の姿を通して描かれる。それぞれの登場人物によるモノローグと印象的なイメージ写真を使った演出で、原作の世界観をスタイリッシュにみせる。