稲垣吾郎&真飛聖のミュージカル・コメディ『恋と音楽』が開幕
稲垣吾郎にとって初のミュージカルとなる、『恋と音楽』が、12月1日、東京・PARCO劇場にて開幕した。ヒロイン役を務める元・宝塚歌劇団花組トップスターの真飛聖にとっても、退団後初めての舞台出演作となる。初日の昼には公開舞台稽古が行われ、稲垣と真飛、演出の河原雅彦の3人が囲み取材に応じた。脚本は鈴木聡。
稲垣が演じる田代幸雄は、数々の傑作ラブストーリーを手がけてきたものの、自称・恋愛経験がないミュージカル作家。新作を書き上げ、プロデューサー(浅野和之)とともにキャスティングを考えるが、主演女優をなかなか決められずにいた。ふたりの若手俳優(大和田美帆と菅原永二)が売り込みに訪ねてきてもうわの空。主演女優に完璧な女性像を求めすぎるがゆえに、イメージにあう女優が見つからないのだ。
何も決まらないまま打合せが終わると、ひとり部屋に残された田代の前に謎の女(真飛)が現れる。不審に思う田代だったが、話をするうちに彼女以外の主演女優はありえないと確信し、そして恋に落ちる。翌日、プロデューサーに紹介しようと彼女を待つが……。
「ミュージカルを敬遠されていた方でも、違和感なく楽しめて、ほっとできるように腐心した」