オリジナル&輸入Tシャツを販売するオルタナティヴクロージングを運営する有限会社ソニックグルーヴ(所在地:東京都中野区、代表:濱野 重成)は、漫画家の喜国雅彦氏( / )とのコラボレーションで同社Tシャツブランド「オルタナティヴクロージング」のギターガールシリーズの新作Tシャツを12月16日に発売した。( )今回は、惜しくも2024年解体となる中野のランドマーク「中野サンプラザ」と所縁の深いアーティスト「マイケル・シェンカー」コスプレのギターガールとオルタナティヴクロージングのマスコットキャラ「うさメタル」と「スカルにゃんこ」をモチーフに喜国雅彦氏による描きおろしデザインでリリース!フロント■開発背景予てからギャグ漫画家の喜国雅彦氏の作品でヘヴィメタル雑誌「BURRN!」連載の「ROCKOMANGA!」や週刊ヤングサンデー連載の「三丁目防衛軍」のファンであったオルタナティヴクロージング代表でデザイナーの濱野が共通の知人を介して喜国雅彦氏と直接知り合い、今回のオルタナティヴクロージングとのコラボレーションが実現した。■商品の特徴オルタナティヴクロージングのある中野のランドマークで2024年解体が決定した「中野サンプラザ」と所縁の深いアーティスト「マイケル・シェンカー」コスプレのギターガールとオルタナティヴクロージングのマスコット「うさメタル」と「スカルにゃんこ」をモチーフに喜国雅彦氏が描きおろしたオリジナルデザイン。■商品概要商品名 :喜国雅彦コラボ「ギターガール」Tシャツ価格 :¥3,900(税込)サイズ :XS/S/M/L/XL/XXLカラー :ブラック素材 :綿100%(6.2オンスヘヴィーウェイト)■会社概要商号 :オルタナティヴクロージング会社名 :有限会社ソニックグルーヴ代表者 :代表取締役 濱野 重成所在地 :〒164-0001 東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイ3F設立 :1999年7月事業内容:アパレル雑貨輸入販売資本金 :500万円URL :オルタナティヴクロージング( ):有限会社ソニックグルーヴ( ) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年12月19日河原茉美|被写体OverviewMEDEL GALLERY SHUでは、2023年9月26日より10月8日まで、河原茉美個展「境界線上」を開催いたします。本展は作品に対峙した鑑賞者との間に存在する関係性に着目し、そこに厳然として横たわる境界線を意識しつつも、その境界線上にある瞬間の存在に思いを馳せる河原の創作活動の原点とも言える新作展示会です。河原は東京造形大学絵画専攻に在学中ですが、指導教員からは「作品は非常に完成度が高い。さらに自分の枠を越えていけるように自由奔放に描いてみよう!」と期待されるの才能の持ち主です。今年3月に初個展を開催し、さらに本展開催へと勢いに乗る新進気鋭のアーティストです。初めて作品をご覧になる方も多いと存じますが、その感性と眼差し、そして完成度の高さを是非お確かめください。河原茉美個展「境界線上」2023年9月26日(火)〜10月8日(日)11:00〜19時(最終日は17時)MEDEL GALLERY SHU東京都千代田区内幸町1-1-1 帝国ホテルプラザ東京2F info@medelgalleryshu.com 河原茉美|参考作品Statement「世の中にはたくさんの絵画作品が存在する。絵画だけでなく、彫刻や写真に映像、インスタレーションやパフォーマンスなどを含めても、数え切れないくらいに。また、映画や音楽、小説などジャンルを越えれば、一生かかっても見きれないほどに。私はたくさんの作品に触れながら育ちました。これは、私に限らず多くの人に当てはまることだと思います。そして制作するなかで、自分の作品はそれらの影響なくしては成り立たないことに気づきました。それらの作品ごとに様々な関係性があり、どの立場になるかで作品の見え方は変わります。私は制作を通して、その構造の新たな形を探究していきたいと考えています。今回は主にみる側とみられる側の関係性に焦点を当てた作品で構成した展示となっています。制作しているとき、作品をみているとき、作品と同化する瞬間がある。見ている自分と見られている作品の間に境界線はあるのか。芸術作品は私たちにどんな影響を与えているのか。言葉でも立場でも明確に分けられていますが、どちらでもある瞬間が存在しているのではないかと考えています。」河原茉美Artist Infomation河原茉美|Mami Kawahara「芸術作品を構成する関係性をテーマに制作している。制作や鑑賞といった行為を手がかりに、それらの行為の上に成り立つ作品の解体と再解釈を試みる。」2021年4月東京造形大学絵画専攻入学2022年4月五美術大学交流展「今共」展(3331 Arts Chiyoda/東京)10月第48回 美術の祭典 東京展(東京都美術館/東京)2023年3月個展「behind the scenes」(GALLERY SUMMER of LOVE/東京)河原茉美|参考作品河原茉美|参考作品河原茉美|参考作品河原茉美|参考作品河原茉美|参考作品Gallery InformationMEDEL GALLERY SHU|愛でるギャラリー祝東京都千代田区内幸町1-1-1帝国ホテルプラザ東京2F info@medelgalleryshu.com 11:00〜19:00(最終日は17時まで)MEDELとは、日本語で「物の美しさをほめ味わうこと」を意味する「愛でる」からきています。唯一無二のアートを賞美し、慈しむという行為を介して、アーティストと鑑賞者、ギャラリーの間に喜びの行き交いが成立してほしいという想いを込め名づけました。“時代を共にする人々にとっての財産であり、未来の社会を照らす火である”とアーティストの活動・作品を定義し、人々の心に残る独創性に富んだスタイルの作品を鑑賞者と共に愛でつつ、次世代に残るようなマーケットや美術史的評価を確立してゆくことが当ギャラリーのミッションです。そのような私たちの活動を通して、独創的な表現を受け容れる多様な社会的風土の醸成に資することができれば、これに勝る喜びはありません。The word “MEDEL” is from the Japanese word “めでる,” which means "to praiseand appreciate beauty" in Japanese.We named the gallery MEDEL to create a pleasant exchange between the artist, and the appreciator,through the unique artwork.We define artists’ activities and works of art as "an inheritance for the people who share the same era and a fire that will light up the society of the future”, and we hope to establish a market and an art historical reputation that will last for the next generation while appreciating works of art with the viewers, which are full of originality and style that will remain in people’s minds.Through our activities, we are more than happy to contribute to the development of a diverse social culture that accepts creative expression. 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年08月28日上田竜也(KAT-TUN)が主演を務める舞台『After Life』の全キャストが発表された。『After Life』は“人にとって思い出とは何か?”という普遍的なテーマを描き、1998年にカナダ、1999年に日本で公開された是枝裕和監督の映画『ワンダフルライフ』を、舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』の脚本を手がけたジャック・ソーンが舞台化した作品。2021年6月にロンドンのロイヤル・ナショナル・シアターで初演を迎え、話題となった。上田は、死者が新たな世界へ旅立つ際に持っていく、たったひとつの大切な思い出を探す手伝いをするガイド役の中で、淡々と仕事をこなすガイドの「2番」役に挑戦する。そして共演者には、ガイド役の中でリーダー的存在の「5番」役を相島一之、妙に勘が鋭いガイドの「1番」役を野波麻帆が演じる。さらにガイドされる側として、思い出を探そうとしない「オバフェミ・テイラー」役で味方良介、自分の生涯に特徴がないと語り思い出をなかなか選べない「ヒロカズ・モチヅキ」役で大鷹明良、そして自分の思い出を探すことよりも飼い猫の心配をする91歳の「ベアトリス・キリック」役で高橋惠子が出演する。演出は、ストレートプレイのみならず、数々のミュージカルや音楽劇も手掛けてきた奇才・河原雅彦が担当。人が死んでから新たな世界へたどりつくまでの7日間というファンタジックな世界を創り上げる。本作は7月から8月にかけて東京・新国立劇場 中劇場、大阪・森ノ宮ピロティホール、福岡・キャナルシティ劇場で上演される。■相島一之 コメントこの作品は、日本の映画、それも名作が海外で舞台化されて、評価され、今度は日本で上演することがすごく珍しいことですし、その日本初演に出演できることがとても光栄です。演出の河原さんとご一緒するのも15年ぶりなのですが、大鷹(明良)さんや高橋(惠子)さんらベテランの方とご一緒できることも、そして主演の上田竜也さんとは初めての共演ですが、すごく嬉しいですし、ドキドキワクワク楽しみでなりません。河原さんはどんなアイデアで演出してくださるのか、どのように作品が仕上がっていくのかまだ可能性を秘めた段階ですが、稽古を楽しみながら、作品の理解を深めて頑張りたいと思います。ぜひ皆さま劇場に足を運んでいただけると嬉しいです。■野波麻帆 コメント最後に舞台に立ったのは、ちょうど新型コロナウィルス流行直前の2018年秋。ようやくあの頃と同じようにマスクを外してお稽古が出来る、大好きな舞台にやっと!やっと立てるのではなかろうかと思い始めていた矢先、この公演のお話をいただきました。演出は、初舞台の演出家でもあり私の舞台人生の中で1番関わりが深い、大大大好きな河原雅彦さん。上田くんはとても頼りがいがあるし、素敵な共演者の方々に囲まれ、素晴らしい時間を過ごしたいと思っています。ああ、楽しみ!!■味方良介 コメントお話をいただき、喜んで台本を読みました。作品の持つ力に度肝を抜かれましたが、演出は信頼する河原さん!無知な20代前半にご一緒させていただき、密かに河原さんの脳の一部を揺らせる存在になりたいと願っていたので、今その挑戦ができます。主演の上田さんはナチュラルとアンナチュラルを生きる唯一無二の存在!ご一緒できることが嬉しいです。『After Life』という作品が皆様の一番の思い出になりますよう。■大鷹明良 コメント『After Life』に参加できます事、とても嬉しく思っております。 <七日間で思い出をひとつ選ぶ。そしてその思い出を持って次へ進む>「思い出をひとつ選ぶ」とは、自分の人生って一体何だったのかと問い、答えを出す、という事では?だとすれば、まずこれは大難題です。そして「次へ進む」とは、果たして一体何処へ向かって進むのか?これもまた大難題です。そうなると、これはもう、真正面から、真摯に、この大難題たちに向き合うしかありません。それとも、逃げ出すか……皆様、お楽しみに。■高橋惠子 コメント自分の顔や首のシワが気になり、落ち込みそうになっても年齢なんて関係ない~と心の中で叫んでいた時、今回の91歳という役のオファーがありました。まるで神さまからの挑戦状のようにーー。作品の内容もこの世の3次元を超えた設定で興味深いものでした。演出の河原さんとは今回が3度目で、とても信頼しています。きっとまた私の見たこともない私を引き出してくれるでしょう。上田竜也さんとは初めてですが、今からとても楽しみです!稽古場でたくさん恥をかいたり汗を流したり、真っさらな気持ちでこの作品に向かって行きたいと思います。皆さま劇場でお待ちしております!楽しみにしていてください。<公演情報>『After Life』作:ジャック・ソーン演出:河原雅彦出演:上田竜也 相島一之 野波麻帆 味方良介 森準人 大崎凛 斎藤瑠希 大鷹明良 高橋惠子東京公演:7月8日(土) ~18日(火) 新国立劇場 中劇場大阪公演:7月21日(金) ~27日(木) 森ノ宮ピロティホール福岡公演:8月2日(水) ~4日(金) キャナルシティ劇場関連リンク公式サイト::
2023年05月25日是枝裕和監督の映画を翻案とした舞台が日本初上陸!2023年7月〜8月に、新国立劇場 中劇場(東京)と森ノ宮ピロティホール(大阪)、キャナルシティ劇場(福岡)にて上演される舞台『After Life』の全キャストが決定しました!本作は、”人にとって思い出とは何か?”という普遍的なテーマを描き、1998年にカナダ、1999年に日本で公開された是枝裕和監督の映画『ワンダフルライフ』を、舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』の脚本を手掛けたジャック・ソーンが舞台化。2021年6月にロンドンのロイヤル・ナショナル・シアターで初演を迎え話題を呼んだ作品です。主演の上田竜也は、死者が新たな世界へ旅立つ際に持っていく、たった一つの大切な思い出を探す手伝いをするガイド役のなかで、淡々と仕事をこなすガイドの「2番」役に挑戦します。そして、気になる共演者には、ガイド役の中でリーダー的存在のガイドの「5番」役に俳優として舞台、TV、映画など多数出演する相島一之、妙に勘が鋭いガイドの「1番」役は女優として数々の話題作に出演する野波麻帆が演じます。さらに、ガイドされる側には、思い出を探そうとしない「オバフェミ・テイラー」役として舞台で幅広く活躍し、近年では映像作品にも多数出演する味方良介、自分の生涯に特徴がないと語り思い出をなかなか選べない「ヒロカズ・モチヅキ」役には90年代から多くの井上ひさし作品で活躍し、映像作品でも確かな演技力を誇る大鷹明良、そして、自分の思い出を探すことよりも飼い猫の心配をする91歳の「ベアトリス・キリック」役に高い表現力で優秀女優賞など数々の賞を受賞している高橋惠子を迎えました。日本初演となる本作の演出は、ストレートプレイのみならず、数々のミュージカルや音楽劇も手掛けてきた奇才、河原雅彦が務め、人が死んでから新たな世界へたどりつくまでの7日間というファンタジックな世界を創り上げます。個性豊かなキャストで紡ぐ『After Life』。どうぞご期待ください。そして今回、相島一之、野波麻帆、味方良介、大鷹明良、高橋惠子からコメントが到着!コメント・プロフィール5番:相島 一之/あいじま かずゆき「この作品は、日本の映画、それも名作が海外で舞台化されて、評価され、今度は日本で上演することがすごく珍しいことですし、その日本初演に出演できることがとても光栄です。演出の河原さんとご一緒するのも15年ぶりなのですが、大鷹(明良)さんや高橋(惠子)さんらベテランの方とご一緒できることも、そして主演の上田竜也さんとは初めての共演ですが、すごく嬉しいですし、ドキドキワクワク楽しみでなりません。河原さんはどんなアイデアで演出してくださるのか、どのように作品が仕上がっていくのかまだ可能性を秘めた段階ですが、稽古を楽しみながら、作品の理解を深めて頑張りたいと思います。ぜひ皆さま劇場に足を運んでいただけると嬉しいです。」<プロフィール>1961年11月30日生まれ、埼玉県出身。1987年三谷幸喜主宰の東京サンシャインボーイズに入団 94年、劇団の充電期間突入まで主要メンバーとして活躍。俳優として舞台、TV、映画など多数出演。相島一之&The Blues Jumpersにて歌とハーモニカを担当。近年では、【舞台】ミュージカル『マイ・フェア・レディ』(’21年)、『貴婦人の来訪』(’22年)、二兎社『歌わせたい男たち』(’22年)eyes plusゆうめい『ハートランド』(’23年)【TV】NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(’22年)、テレビ朝日スペシャルドラマ『必殺仕事人』(’23年)、NHK『幸運な人』(’23年)など。現在、日本テレビ『それってパクリじゃないですか?』に出演中。1番:野波 麻帆/のなみ まほ「最後に舞台に立ったのは、ちょうど新型コロナウィルス流行直前の2018年秋。ようやくあの頃と同じようにマスクを外してお稽古が出来る、大好きな舞台にやっと!やっと立てるのではなかろうかと思い始めていた矢先、この公演のお話をいただきました。演出は、初舞台の演出家でもあり私の舞台人生の中で1番関わりが深い、大大大好きな河原雅彦さん。上田くんはとても頼りがいがあるし、素敵な共演者の方々に囲まれ、素晴らしい時間を過ごしたいと思っています。ああ、楽しみ!!」<プロフィール>1980年5月13日生まれ、東京都出身。第4回「東宝シンデレラ」グランプリ受賞。映画『愛を乞う人』で第22回日本アカデミー賞・新人賞/優秀助演女優賞、おおさか映画祭新人賞、日本映画批評家大賞新人賞を受賞。以降、多くの映画やテレビドラマ、舞台など幅広く活躍。近年の出演作は、映画『宮松と山下』(’22年)、TBS・日曜劇場『オールドルーキー』(’22年)、日本テレビ・ZIP!朝ドラマ『クレッシェンドで進め』(’22年)、テレビ朝日『警視庁アウトサイダー』(’23年)など。オバフェミ・テイラー:味方 良介/みかた りょうすけ「お話をいただき、喜んで台本を読みました。作品の持つ力に度肝を抜かれましたが、演出は信頼する河原さん!無知な20代前半にご一緒させていただき、密かに河原さんの脳の一部を揺らせる存在になりたいと願っていたので、今その挑戦ができます。主演の上田さんはナチュラルとアンナチュラルを生きる唯一無二の存在!ご一緒できることが嬉しいです。『After Life』という作品が皆様の一番の思い出になりますよう。」<プロフィール>1992年10月25日生まれ、東京都出身。『ライチ☆クラブ』(’15)『グランドホテル』(’16)『HAMLET —ハムレット—』(’19)『ロミオ&ジュリエット』(’21)、など多くの舞台やミュージカルに出演。2017年の『熱海殺人事件 NEW GENERATION』に史上最年少で木村伝兵衛を演じ、以降2022年まで演じ続けた。フジテレビ『教場』(’20年)でドラマ初出演し、以降、テレビ朝日『妖怪シェアハウス』(’20年)、日本テレビ『初恋の悪魔』(’22年)、関西テレビ『罠の戦争』(’23年)など、映像作品でも多方面で活躍。ヒロカズ・モチヅキ:大鷹 明良/おおたか あきら「「After Life」に参加できます事、とても嬉しく思っております。<七日間で思い出をひとつ選ぶ。そしてその思い出を持って次へ進む>「思い出をひとつ選ぶ」とは、自分の人生って一体何だったのかと問い、答えを出す、という事では?だとすれば、まずこれは大難題です。そして「次へ進む」とは、果たして一体何処へ向かって進むのか?これもまた大難題です。そうなると、これはもう、真正面から、真摯に、この大難題たちに向き合うしかありません。それとも、逃げ出すか…皆様、お楽しみに。」<プロフィール>1957年11月15日生まれ、愛知県出身。演劇舎螳螂出身、演出家・佐藤信に見出され、1992年黒テント公演「荷風のオペラ」に出演し注目を浴びる。『兄おとうと』(’03年)を始め、多くの井上ひさし作品に出演。近年では、【ドラマ】WOWOW『ソロモンの偽証』(’21年)【映画】『仕掛人・藤枝梅安』(’23年)、【舞台】『モダンボーイズ』(’21年)、『野鴨-Vildanden-』(’22年)、こまつ座『きらめく星座』(’23年)など。さらに日本テレビ『日本統一 関東編』、WOWOW連続ドラマW-30『ドラフトキング』が現在放送中。ベアトリス・キリック:高橋 惠子/たかはし けいこ「自分の顔や首のシワが気になり、落ち込みそうになっても年齢なんて関係ない~と心の中で叫んでいた時、今回の91歳という役のオファーがありました。まるで神さまからの挑戦状のようにー。作品の内容もこの世の3次元を超えた設定で興味深いものでした。演出の河原さんとは今回が3度目で、とても信頼しています。きっとまた私の見たこともない私を引き出してくれるでしょう。上田竜也さんとは初めてですが、今からとても楽しみです!稽古場でたくさん恥をかいたり汗を流したり、真っさらな気持ちでこの作品に向かって行きたいと思います。皆さま劇場でお待ちしております!楽しみにしていてください。」<プロフィール>1955年1月22日生まれ、北海道出身。1970年映画『高校生ブルース』で主演デビュー。『おさな妻』(’70年)ではゴールデンアロー賞新人賞を受賞。その後も、映画のみならず、TVドラマ、舞台と幅広く活躍し、優秀女優賞や秋元松代賞、田中絹代賞など数々の賞を受賞している。近年では、【ドラマ】WOWOW『彼らを見ればわかること』(’20年)、BS-TBS『あなたはだんだん欲しくなる』(’22年)【映画】『四月の永い夢』(’18年)ほか、【舞台】『サザエさん』(’19年)、『オリエント急行殺人事件』(’20年)、『HOPE』(’21年)など多数。その他、CMでも活躍している。<あらすじ>5人のガイドが待つ、無個性な空間に集められた死者たち。死者たちは、ガイドからこう告げられる。「皆さんには、ここで過ごす1週間の間に、1つ、思い出を選んで頂きたいのです。皆さんにとって、一番意味のある、大事な思い出を。選んだ思い出は我々が全力で再現します。そして皆さんは先に進むのです、その思い出だけを持って―――。」死者たちは、ガイドに導かれながらそれぞれに思い出を選んでいくが、思い出をいつまでも選べず、独り悩み続ける老人がいた・・・。彼を担当するガイドの2番は、なんとか老人を助けようと彼の過去を調べるうちに、ある事実に辿り着く。1週間の期限を迎え、それぞれが迎える結末とはー。【公演概要】タイトル:『After Life』作: ジャック・ソーン演出: 河原雅彦出演: 上田竜也 相島一之 野波麻帆 味方良介 森準人 大崎凛 斎藤瑠希 大鷹明良 高橋惠子主催・企画製作:東京グローブ座日程・開場:<東京公演>2023年7月8日(土)〜18日(火)・新国立劇場 中劇場<大阪公演>2023年7月21日(金)〜27日(木)・森ノ宮ピロティホール<福岡公演>2023年8月2日(水)〜4日(金)・キャナルシティ劇場チケット料金:<東京公演・福岡公演>S席:11,000円A席:9,000円(全席指定・税込)※未就学児童入場不可※営利目的の転売禁止<大阪公演>11,000円(全席指定・税込)※未就学児童入場不可※営利目的の転売禁止お問い合せ:<東京公演>東京グローブ座03-3366-4065<大阪公演>キョードーインフォメーション0570-200-888(11:00-18:00※日祝休業)<福岡公演>キョードー西日本0570-09-2424(平日、土曜11:00〜15:00)チケット一般発売:6月18日(日)AM10:00〜公式サイト: 公式Twitter: @afterlife_2023 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年05月19日7月から8月にかけて、新国立劇場 中劇場(東京)と森ノ宮ピロティホール(大阪)、キャナルシティ劇場(福岡)にて、舞台『After Life』が上演されることが発表された。本作は、“人にとって思い出とは何か?”という普遍的なテーマを描き、1998年にカナダ、1999年に日本で公開された是枝裕和監督の映画『ワンダフルライフ』を、舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』の脚本を手掛けたジャック・ソーンが舞台化。2021年6月にロンドンのロイヤル・ナショナル・シアターで初演を迎え話題を呼んだ作品だ。主演にKAT-TUNのメンバーで、音楽活動のみならずドラマ、舞台、バラエティ番組など幅広く活躍する上田竜也、演出に数々のミュージカルや音楽劇も手掛けてきた奇才・河原雅彦を迎えて日本初上演する。河原が、人が死んでから新たな世界へたどりつくまでの7日間というファンタジックな世界を描く。併せて、主演の上田竜也と演出の河原雅彦からコメントが到着した。<コメント>■主演:上田 竜也/うえだ たつや(KAT-TUN)約2年ぶりの舞台。また1からチームで作品作りを出来ることを嬉しく思います。今まで演じた役は生死に関わる役が多かったのですが今回もガッツリ関わってるという事で……(笑)とてもワクワクしています。KAT-TUNのツアーが終わりその後にまたすぐ皆様に会えるのを楽しみにしています。■演出:河原 雅彦/かわはら まさひここれまで扱ってきた題材の中で一番深淵なテーマな気が……。アンビエントな空気感を持った作品ですし、独特ですね。なんせこれの前に演出した舞台が元気一杯のファミリーミュージカルですから。相変わらず振り幅大きいことになってますが、ま、いつも通り今回集まってくれた仲間達と真摯にやってみたいと思います。<公演情報>『After Life』2023年7月~8月東京公演:新国立劇場 中劇場大阪公演:森ノ宮ピロティホール福岡公演:キャナルシティ劇場演出:河原雅彦主演:上田竜也(KAT-TUN)【あらすじ】たった1つの思い出だけを持って永遠の時間を過ごすとしたら、あなたは何を選びますか?5人のガイドが待つ無個性な空間に集められた人々。ガイドからこう告げられる。「皆さんには、ここで過ごす1週間の間に、1つ、思い出を選んで頂きたいのです。皆さんにとって、一番意味のある、大事な思い出を。選んだ思い出は我々が全力で再現します。そして皆さんは先に進むのです、その思い出だけを持って―――。」それぞれが思い出を選んでいく中、ひとり悩み続ける老人がいた。彼を担当するガイド2番は、なんとか老人を助けようとその過去を調べるうちに、ある事実に気がつく。1週間の期限を迎え、それぞれが迎える結末とはー。公式サイト:公式Twitter:
2023年04月10日KAT-TUNの上田竜也が主演を務める舞台『After Life』が、7月から東京・新国立劇場 中劇場で上演されることが10日、わかった。同作は、“人にとって思い出とは何か?”という普遍的なテーマを描き、1998年にカナダ、1999年に日本で公開された是枝裕和監督の映画『ワンダフルライフ』を、舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』の脚本を手掛けたジャック・ソーンが舞台化。2021年にイギリス・ロンドンのロイヤル・ナショナル・シアターで初演を迎え、話題を集めた。日本初上演となる今回、音楽活動のみならずドラマ、舞台、バラエティ番組など幅広く活躍する上田を主演に起用。演出はストレートプレイのみならず、数々のミュージカルや音楽劇も手掛けてきた奇才・河原雅彦氏が担当する。コメントは以下の通り。■上田竜也約2年ぶりの舞台。また1からチームで作品作りを出来ることを嬉しく思います。今まで演じた役は生死に関わる役が多かったのですが今回もガッツリ関わってるという事で……(笑)。とてもワクワクしています。KAT-TUNのツアーが終わりその後にまたすぐ皆様に会えるのを楽しみにしています。■河原雅彦これまで扱ってきた題材の中で一番深淵なテーマな気が……。アンビエントな空気感を持った作品ですし、独特ですね。なんせこれの前に演出した舞台が元気一杯のファミリーミュージカルですから。相変わらず振り幅大きいことになってますが、ま、いつも通り今回集まってくれた仲間達と真摯にやってみたいと思います。
2023年04月10日是枝裕和監督の映画を翻案とした舞台が日本初上陸!2023年7月〜8月に、新国立劇場 中劇場(東京)と森ノ宮ピロティホール(大阪)、キャナルシティ劇場(福岡)にて舞台『After Life』を上演することが決定しました!本作は、”人にとって思い出とは何か?”という普遍的なテーマを描き、1998年にカナダ、1999年に日本で公開された是枝裕和監督の映画『ワンダフルライフ』を、舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』の脚本を手掛けたジャック・ソーンが舞台化。2021年6月にロンドンのロイヤル・ナショナル・シアターで初演を迎え話題を呼んだ作品です。今回、主演にKAT-TUNのメンバーで、音楽活動のみならず、ドラマ、舞台、バラエティ番組など幅広く活躍する上田竜也を、さらに演出には、ストレートプレイのみならず、数々のミュージカルや音楽劇も手掛けてきた奇才、河原雅彦を迎え日本初上演いたします。俳優や執筆活動など多岐にわたる才能をみせる河原が、人が死んでから新たな世界へたどりつくまでの7日間というファンタジックな世界を描き、上田竜也がその繊細な世界観を演じる『After Life』。どうぞご期待ください。そして今回上演決定に際し、主演の上田竜也と演出の河原雅彦からコメントが到着!コメント・プロフィール主演:上田 竜也/うえだ たつや(KAT-TUN)「約2年ぶりの舞台。また1からチームで作品作りを出来ることを嬉しく思います。今まで演じた役は生死に関わる役が多かったのですが今回もガッツリ関わってるという事で、、(笑)とてもワクワクしています。KAT-TUNのツアーが終わりその後にまたすぐ皆様に会えるのを楽しみにしています。」<プロフィール>1983年10月4日生まれ、神奈川県出身。KAT-TUNのメンバー。日本テレビ『視覚探偵 日暮旅人』(’17年)、テレビ東京『新宿セブン』(’17年)など俳優として数々のドラマに出演。舞台では『ロミオとジュリエット』(’09年)、『冬眠する熊に添い寝してごらん』(’14年)、『青い瞳』(’15年)、『新世界ロマンスオーケストラ』(’17年)、『ポリティカルマザー ザ・コレオグラファーズ・カット』(’19年)、『Birdland』(’21年)など数多くの作品でも活躍。また、2023年4月1日よりbayfmにて『上田竜也のPirates Radio』が毎週土曜日22:30〜OA中。演出:河原 雅彦/かわはら まさひここれまで扱ってきた題材の中で一番深淵なテーマな気が。。。アンビエントな空気感を持った作品ですし、独特ですね。なんせこれの前に演出した舞台が元気一杯のファミリーミュージカルですから。相変わらず振り幅大きいことになってますが、ま、いつも通り今回集まってくれた仲間達と真摯にやってみたいと思います。<プロフィール>1969年7月7日生まれ、福井県出身。俳優・演出家・脚本家。’92年に演劇やライブ活動を行う「HIGHLEG JESUS」を結成し、’02年の解散まで全ての作品の作・演出を手掛ける。『父帰る/屋上の狂人』(’06年)の演出で第14回読売演劇大賞・優秀演出家賞を、『万獣こわい』(’15年)の演出で第22回読売演劇大賞・優秀作品賞を受賞。近年の主な演出作品は、KERA CROSS第三弾『カメレオンズ・リップ』(’21年)、『ロッキー・ホラー・ショー』(’22年)『VAMPSHOW ヴァンプショウ』(’22年)、『ルードヴィヒ ~Beethoven The Piano~』(’22年)など。2023年3月からミュージカル『DADDY』が上演中。<あらすじ>たった1つの思い出だけを持って永遠の時間を過ごすとしたら、あなたは何を選びますか?5人のガイドが待つ無個性な空間に集められた人々。ガイドからこう告げられる。「皆さんには、ここで過ごす1週間の間に、1つ、思い出を選んで頂きたいのです。皆さんにとって、一番意味のある、大事な思い出を。選んだ思い出は我々が全力で再現します。そして皆さんは先に進むのです、その思い出だけを持って―――。」それぞれが思い出を選んでいく中、ひとり悩み続ける老人がいた。彼を担当するガイド2番は、なんとか老人を助けようとその過去を調べるうちに、ある事実に気がつく。1週間の期限を迎え、それぞれが迎える結末とはー。【公演概要】タイトル:After Life作:ジャック・ソーン演出:河原雅彦主演:上田竜也(KAT-TUN)日程:2023年7月〜8月会場:<東京公演>新国立劇場 中劇場<大阪公演>森ノ宮ピロティホール<福岡公演>キャナルシティ劇場公式サイト: 公式Twitter:@afterlife_2023※詳細は後日発表します。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年04月10日厚い信頼で結ばれた中村倫也(主演)と河原雅彦(上演台本・演出)が7年ぶりにタッグを組み、韓国ミュージカルを日本版として再創造する『ルードヴィヒ』が、11月13日まで東京芸術劇場プレイハウスで上演されている(東京公演千秋楽・大千秋楽ライブ配信あり/その後大阪・金沢・仙台で公演)。ベートーヴェン役の中村、“不滅の恋人”マリー役の木下晴香、もうひとりのベートーヴェンほか複数役を務める福士誠治ら、出演者たった5人で天才音楽家の生涯を綴る濃密な作品だ。開幕を翌日に控えた10月28日、同劇場にてキャスト3人と河原が取材に応じた。左から)河原雅彦、福士誠治、中村倫也、木下晴香河原は、「倫也とやる時は、圧倒的にすごいものを作ると決めている。そういうつもりで今回も臨み、いい稽古が積めた」と手応えを見せた上で、「全員がひと皮ふた皮むけないと千秋楽まで行けない大変な演目」「ハイライトしかない、カロリーの高い芝居」と、本作のハードさを強調。それは全員が感じていることのようで、「ベートーヴェンは音楽に魂を注いでいる人。僕がふだん道を歩いている状態ではとても表現できないエネルギー」「いい意味でも悪い意味でもちょっと異常な人しか出てこない(笑)」(中村)、「こんなにエネルギーを放出する感覚を覚えているのは初めて」(木下)と、実感のこもったコメントが続く。そんな作品であるがゆえに、受け取る側にもある程度のエネルギーが必要なようで、「多少の覚悟をもって観に来てくださるといいかな」と福士。「たまに『何も考えずに来てください』と言うこともあるが、今回は『観るぞ!』という気合で来てくださったら嬉しい」と語ると、中村も「『観るぞ!』と思わないと開幕でアワアワしちゃうかも(笑)」と同意する。「あっという間に終わって、ちょっとぼーっとしながら帰る舞台になるんじゃないか」としつつ、「少しでも何か浴びていただければ」と、観劇を心待ちにするファンにメッセージを送った。取材会のあとに公開されたのは、約120分の舞台のうち100分ほどだったが、それでも本作が観る側にもエネルギーを求める刺激的なミュージカルであること、そして中村倫也が稀有な舞台俳優であることを実感させるには十分。どんなに100パーセントの情熱で演じても押しつけがましさや暑苦しさがなく、また苦悩や激情を吐露するような歌も芝居の延長線上で、かといって芝居を理由に歌声を制御することから逃げることもなく歌ってみせる。持ち前の澄んだ歌声にマリーの感情の色を混ぜて歌う木下、いくつもの役柄の間を瞬時に行き来する福士と共に、本番では「圧倒的にすごい」舞台を届けてくれることだろう。取材・文=町田麻子■MUSICAL『ルードヴィヒ ~Beethoven The Piano~』【ライブ配信】・11月13日(日) 13:00 開演(東京公演千穐楽)・11月30日(水) 13:00 開演(大千穐楽)【当日券キャンセル待ち参加券】各公演の前日18:00~開演4時間前まで受付チケット情報
2022年10月29日中村倫也のソロインタビューに続き、中村と福士誠治の対談が実現。いよいよ開幕が迫る中、河原雅彦の上演台本・演出によるミュージカル『ルートヴィヒ〜Beethoven The Piano~』は、どんな姿を見せつつあるのか。ベートーベンの生涯を描く物語で、青年ルードヴィヒと、もう一人のルードヴィヒを演じるふたりが、作品の魅力とお互いを語った。河原さんと倫也くんの阿吽の呼吸みたいなものは感じます(福士)──韓国で生まれたミュージカル『ルートヴィヒ〜Beethoven The Piano~』の日本版への出演は、どんなところに心惹かれて決められましたか。中村僕はもう、演出の河原さんに誘われたからというのが一番の理由です。河原さんとは、7年前に最後にご一緒してから、会うたびに「次何やる?」という話をしていて。そんなある日、「こういうのがあるんだけど」と言われたのが、この作品だったんです。これまでも、河原さんから言われたら、どういうものか中身に関係なく、基本的にやりましょうという感じだったので(笑)、お話をいただいた時点でやりますと決めました。福士僕は河原さんも中村倫也くんも初めてご一緒するので、そこにとても魅力を感じました。倫也くんも、交流はあったのですが、芝居をするのは初めて。ちょっとチャレンジになる部分が多い作品ですが、だからこそ僕なりに頑張りたいという気持ちで決めました。──河原さんと中村さんは、舞台では、真心一座身も心も『流れ姉妹 たつことかつこ〜獣たちの夜〜』(2009)を皮切りに、『ぼっちゃま』(2011)、『八犬伝』(2012)、残酷歌劇『ライチ☆光クラブ』(2015)でご一緒されてきました。その関係性から、どんなものでも無条件で受け止める覚悟でおられたんですか。中村その前に、2007年の深夜ドラマ『ハリ系』(日本テレビ系)で、僕が20歳のときに河原さんにはお世話になっていて。 前回のインタビュー() でもお話しましたが、その後、「真心一座」に呼んでくれて、それを観たいろいろな演劇関係者の方が呼んでくれてというふうに広がっていったんです。俳優としてなかなか活躍できない時代に演劇という道を拓いてくれた人であり、僕がもっと活躍できるようになったらやりたいことがやれる……という思いをお互い持っていたんです。だから、そういう歴史がある上で、今の僕に持ってきてくれる作品というのは、河原さんの中でもしっかり目処が立っているものでしょうし、その信頼感はありましたね。でも、今後一生無条件で受けるわけではないです。考えさせてください(笑)。福士(笑)。でも、稽古場でのふたりを見ていると、河原さんと倫也くんの阿吽の呼吸みたいなものは感じます。ものづくりをしていく上で、その関係はうらやましい。だから僕も、すぐにそこにはいけないとしても、河原さんと同じ感覚、共通言語を早く持ちたい、河原さんの熱量とリンクしたい、河原イズムを血肉にしたいと思って、河原さんに言ったんです。「河原さんが思ったことは細かく言ってください」って。そうしたら本当に細かくいろいろなことをいっぱい言ってくださって……大変です(笑)。中村ハハハ。でも、そもそも作品自体がしんどいよね。表現者として熱量を放出しなきゃいけないから。河原さんにも「もっと出せ」「もっと出せ」と言われる稽古場になっています(笑)。ここまでガンガンに出すことはミュージカルでは初めて(中村)──この作品は、ベートーベンの生涯を描いたミュージカルですが、どんな世界観なのか、教えてください。中村ベートーベンの曲ができるまでのもがき苦しみみたいなところも描かれますし。福士そう。誰もが知っている曲の生み出された瞬間の感情の爆発が、ベートーベンにとっては大事で必要だったんだろうなというのは、演じていても感じます。中村僕らふたりとも、ルートヴィヒを演じるんです。福士子どもの頃から始まって、青年、中年、壮年のルードヴィヒが登場するのですが、例えば青年と壮年のルートヴィヒが会話するなど、演劇的な仕掛けもあります。中村あとは、史実では誰なのか明確になっていないですが、彼の“不滅の恋人”にあたる女性が現れたり。ベートーベンがその人生で何を受け取り何を渡していくのか、どう人生を全うしたかが描かれると思います。福士それをどう受け取るかは自由だと思いますが、とてもエネルギッシュな、紆余曲折のある人生を過ごしたベートーベンを、観てもらえたら嬉しいです。中村ベートーベンだけじゃなく、出てくるキャラクターがみんな主張し合うので、エネルギーに満ちあふれているんですよね。こういう作品、なかなかないんじゃないかな。自分としてもここまでガンガンに出すことは、ストレートプレイではいろんなものをやってきたのでありますけど、ミュージカルでは初めてです。歌も、会話のように掛け合うナンバーはあまりなくて、それぞれが自分の葛藤や慟哭を歌い上げる。そういう歌は一本調子になる恐れがあるからテクニックが必要で、頑張らなきゃなと思ってるんですけど。福士僕は今、歌で大苦戦中(笑)。でも、ミュージカル、ストレートプレイとジャンル分けするのはあまり好きじゃないのですが、ミュージカルってすごいなと改めて思います。歌を使って届けるというのは、表現の中でも特殊技能でやっぱり難しい。でも歌だからこそ、感情を爆発させたり、普段言えない言葉を表現できる。河原さんの演出と脚本と僕らが上手く融合できれば、あまり観たことのないミュージカルになるんじゃないかなとは思っています。人見知り具合が同じ? オイルを注さなくても歯車が回る関係──ところで、おふたりはこれまでにも交流があったとのことでしたが、どんな関係を築いておられるのでしょう。中村お互い大人ですし、キャリアも長いので、嫌味も雑味もなくフラットに心を開いて接している気がします。福士わかる、わかる。中村オイルを差さなくても歯車が回っている感じはありますよね。福士うん。でも、交流といっても実は1回くらいしか会っていないんだよね。中村たぶんそうだと思います。舞台を観に行ったときに挨拶したくらい。福士だけどこういう感じになれているのは、たぶん人見知り具合が似ているのかなと思います。中村僕は人見知りしないよ。福士うん。だからそのへんの温度とか匂いが同じなんだと思う。中村探り合うこともなく。福士ズバズバ言うこともなく、いい距離感で。中村相手へのリスペクトが邪魔になっていないというか。萎縮したり気を遣ったり遠慮したりっていうことがない。──これが初共演ですが、稽古場でお互いの芝居の作り方を見て、面白いと思うことがあったりしますか。中村今回、僕以外みんな、まっすぐ真面目なんですよ。僕は、セリフはやっているうちに覚えるだろうとか、とにかくやっちゃえっていうことが多いんですけど、皆さんはもう台本を持ってないし、ちゃんと考えて毎日稽古場に持ち込んでくる。いや、僕も考えてはいるんですけど(笑)、その雰囲気は福士くんが作ってくれている感じがありますね。福士ほんとに?確かにセリフは、今回に関しては歌と芝居があって大変だから、先に覚えられるものは覚えておきたいと思った。でも、一応稽古場に持ち込むものはあるけど変わることもあるし。僕はやっぱり、河原さんと倫也くんがいろいろ試しているのが素敵だなと思います。このふたりが基盤を作ってくれているので、僕はラク。動きのあるルードヴィヒを倫也くんがやってくれて、僕はそこの感情についていく感じがあったりもするので、面白いですね。──最後に、ミュージカルということにちなんで、おふたりに音楽についてお聞きしたいと思います。音楽とはどんな関係を持っておられますか。中村僕は運転したり家事をしているときは、だいたい音楽かラジオを流しています。小学生の頃はお小遣いをもらうとCDを買う子だったので、音楽好きなんだと思います。それも、歌詞をすごく覚えているので、物語や詞世界にフォーカスして音楽に触れていたんだなと、大人になって気づきました。ただ、この作品に入ってからは、いわゆるJ-POP断ちをしていたんです。この舞台の楽曲か、ベートーベンやモーツァルトといったクラシックしか聴いていなかった。でも、昨日の稽古帰りに、頭をリフレッシュさせなきゃと思って、iPhoneに入っている曲をいろいろ流したんですよ。そうしたらまぁ心地よくて(笑)。ただ聴いているだけでいいっていう音楽の効果を、実感しました。福士わかる(笑)。僕も音楽は好きで、車の中で色々なジャンルを流していましたが、最近は、この作品の楽曲とベートーベンですね。そして、ベートーベンほどじゃないかもしれないけど、生み出す苦しみがやっぱりあります。歌詞を覚えて譜面通りに歌ってちゃんと伝わるものにするという作業は、ただ楽しいだけではないので。中村それはそうだよね。福士だから、カラオケに行きたいです。倫也くんとカラオケに行って、好きな歌を無責任に歌って、これだよねって言いたい(笑)。中村本当に!早くそんなときが来るように、必死にやります。取材・文=大内弓子撮影=You Ishiiヘア&メイク=中村:松田陵(Y’sC)/ 福士:mi-co(fake)スタイリスト=中村:戸倉祥仁(holy.)/ 福士:吉田ナオキぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント★中村倫也さん×福士誠治さんのサイン入りポラを1名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!■MUSICAL『ルードヴィヒ ~Beethoven The Piano~』【ライブ配信】・11月13日(日) 13:00 開演(東京公演千穐楽)・11月30日(水) 13:00 開演(大千穐楽)【当日券キャンセル待ち参加券】各公演の前日18:00~開演4時間前まで受付チケット情報
2022年10月26日上演台本・演出に鬼才・河原雅彦、主演に中村倫也を迎えて上演されるMUSICAL『ルードヴィヒ ~Beethoven The Piano~』日本版がいよいよ始動! 日本でも上演が重ねられ、おなじみとなった韓国発のミュージカル『SMOKE』や『BLUE RAIN』を手掛ける作・演出家チュ・ジョンファの新作として、2018年末~2019年に韓国で上演、話題を呼んだ本作は、天才作曲家・ベートーベンの生涯をドラマチックに描いた創作ミュージカル。「いつか本格ミュージカルをやりたい」という想いを抱いていた河原と、その想いを受け止め青年ルードヴィヒ役として主演を務める中村。7年ぶりのタッグはどんなチャレンジになるのか……?世界を広げてくれた人の新しい挑戦「やるっきゃない」中村によると、河原から本作の話を聞いたのは2019年だという。「過去のメールのやり取りを遡ったところ、2019年の2月には今作のやりとりを河原さんとしておりました。会うたびに次何やる? という会話はしていましたが、まさか7年も経っていたとは。びっくりですね。僕も河原さんも割とふざけたミュージカルをやる事が多かったと思うので(苦笑)。“真面目なミュージカル”という言い方が正しいのかわからないですが、チャレンジしていけたらなと思います」その「真面目なミュージカルをやりたい」という河原の想いを中村は「パンクロック&歌謡曲好きの河原さんにそんな願望があるなんて知りませんでした(上演決定時のコメントより)」と驚きとともに受け止めつつ、「俺を指名してくれるんだ! というのはうれしかった」と感慨深げに語る。「河原さんには2009年[真心一座 身も心も]※の公演に呼んでいただいて、それを観た演劇界の方々が声をかけてくれるようになって一気に世界が広がったんです。俳優として活躍の機会を得られず鬱屈していた若手時代、演劇というのは自分が生きていく支えになりました。河原さんはその道を切り拓いてくれた人。そんな人が新しいことにチャレンジするとき、『一緒にやろうぜ』となったらしんどそうでも何でもやるっきゃないなと」※真心一座 身も心も:座長・村岡希美、座付き作家・千葉雅子(猫のホテル)、座付き演出家・河原雅彦、“にぎやかし”坂田聡による演劇ユニット。中村は2009年上演の『流れ姉妹 たつことかつこ~獣たちの夜』にゲスト出演。ちなみに中村の連ドラ初主演作となった2007年放送の深夜ドラマ『ハリ系』(日本テレビ系)は、河原のテレビドラマ初監督作でもある。転機となった作品を共にしてきた河原の印象を中村は「すべてのものを面白がる人。懐が深く、包容力がある方なんじゃないかと思います」と語る。これまで舞台『ぼっちゃま』(2011)、『八犬伝』(2012)、残酷歌劇『ライチ☆光クラブ』(2015)と、一筋縄ではいかない作品に起用されてきたが、今回の“真面目なミュージカル”ではどんなことが求められると感じているのだろうか。「『八犬伝』では尾上(寛之)君と阿部(サダヲ)さんがなぜか和太鼓で戦っていたり。“威力”ということを河原さんはよく言っていました。今作について会話した時も“支配力”と言っていて、そういったことが今回自分に求められることなんだろうなと。ただ、稽古に入ったら疲れるだろうなとは思っています(苦笑)」「中村がんばってるな」で終わらないような作品づくりを本作でルードヴィヒの人生に大きな影響を与える女性・マリーを演じる木下晴香とは、2019年公開の実写版『アラジン』で、主人公・アラジン&ヒロイン・ジャスミンの吹替を担当した間柄。ふたりが歌う「ホール・ニュー・ワールド」でその歌声のすばらしさに心を奪われた方も多いはず。「めちゃめちゃ歌うベートーベンをやってもらいます」という、上演決定時の河原のコメントに密かに胸を踊らせてしまうところだが、ミュージカル経験豊富な木下は久々の本格ミュージカル出演となる中村にとっても心強い存在のよう。「歌番組でご一緒するたびに『イヤモニが気持ち悪いけどどうしたらいいの?』とか色々聞いたりしていました。ミュージカルの現場については僕や河原さんよりずっと詳しいと思うので『こういう時どうしてるの?』とか、みんなが晴香に聞きに行くんじゃないかと。なので僕が率先して聞きに行こうかなと思っています」そして、「もう一人のルードヴィヒ」を演じる福士誠治とは同じ作品に出演したことはあるものの、本格的に組むのは今回が初めてとなる。「ご自身で芝居を創られていたり、音楽もやられていて“熱い人”というイメージ。今回主演ですけど、誠治君がきっと兄貴肌でいてくれるから、僕が主演らしいことはしなくていいなと思う(笑)。とはいえ韓国の俳優さん本当にすごいな!と思うくらい、歌も芝居もトップクラスにしんどい、俳優として熱量を放出しなければいけない大変な芝居ですから、『中村がんばってるな』で終わらないような作品づくりをしなければと思っています」昨年の劇団☆新感線41周年興行『狐晴明九尾狩(きつねせいめいきゅうびがり)』では安倍晴明を演じた中村。今回のベートーベンしかり、誰もが知る歴史上の人物を演じることへのプレッシャーはないのだろうか。「全然気にしてないです。だって会ったことないですから。過去の偉人の人物像はだいたいデフォルメして伝えられていると思っているので。映像作品とかで時代物をやるときに、所作指導などを受けているときも『絶対、畳のフチ踏んでたって!』とか思ったりして(笑)。だから、舞台で晴明をやったときも何も考えてなかった。ベートーベンも、顔も生涯も残した作品も知っているけど、あまり気にしていないです。漫画の実写版なんかを演る時もあまり気にしない。有名人をどう演じるか考えるよりも、ここに集まったメンツで良いものを作った方がいいじゃん。という感じですので、やりながら探していけたらと思います」観終わった人の顔をみたい最終回に向けて物語も佳境に入ったドラマ『石子と羽男-そんなコトで訴えます?-』、10月に配信を控える『仮面ライダーBLACK SUN』も話題沸騰中と、映画やドラマ、舞台など幅広いフィールドでいまや役者として第一線を走り続ける中村だが、じっくりと役に向き合い、約1か月間の稽古でトライ&エラーを繰り返して本番に臨む「舞台」というものが「自分には一番合っているなと以前から感じている」と言う。「結局のところ好きな場所なんだなと感じます。映像をやっていてさみしいのは、観終わった人の顔をみたいなと思うところ。舞台は本番を迎えて、舞台上でまず観客に向けて一方通行で描いて、それを観た方がどんな感想を抱くのか、どんな拍手をしてくれるのかを受け止める。ものづくりとしても人間としても健全な気がします。ただ、映像と違って一枚絵。すべてがバレてしまうので、細部に至るまで、立ち姿ひとつとっても、よりしっかりと役としてそこに立っていないといけない。その辺の怖さみたいなものはありますけど」10月、中村がどんなベートーベン像を私たちにみせてくれるのか、期待が高まる。取材・文:ぴあ編集部撮影:You Ishiiヘア&メイク/松田陵(Y’sC)スタイリスト/戸倉祥仁(holy.)★中村倫也さんと共演の福士誠治さんの対談インタビューは コチラ()ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント★中村倫也さんのサイン入りポラを抽選で1名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!<公演情報>MUSICAL『ルードヴィヒ ~Beethoven The Piano~』【東京公演】2022年10月29日(土)~11月13日(日)会場:東京芸術劇場プレイハウス【大阪公演】11月16日(水) 〜21日(月)会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ【石川公演】11月25日(金)・26日(土)会場:赤羽ホール【宮城公演】11月29日(火)・30日(水)会場:電力ホール公式サイト:
2022年09月16日1992年に初演、さらに堺雅人、佐々木蔵之介らの出演により2001年に再演された伝説的舞台『VAMP SHOW ヴァンプショウ』が、河原雅彦の新演出版で21年ぶりに上演される。そこで吸血鬼のひとりを演じる岡山天音に話を訊いた。脚本を手がけるのは、現在放映中の大河ドラマも話題の三谷幸喜。その彼が30年前に書き下ろした本作の魅力を、岡山はこう語る。「とても勢いがあるというか、キャラクターの行動や展開がものすごくダイナミックで、パンチ力のある脚本だと思いました。ただ当時の脚本をベースにしつつも、今回その風合いはだいぶ現代的なものになるのではないかと。河原さんが演出されることはもちろん、やっぱり『ヴァンプショウ』って、吸血鬼の5人を中心に、キャストそれぞれの個性で作り上げていく作品だと思うんです」島、坂東、丹下、佐竹、野田は、各地を転々と旅する陽気な吸血鬼5人組。だがある女性との出会いにより、彼らの関係に変化が生じて――。演じる島について、また島から見たほかの4人について、岡山はどう捉えているのか。「もともとは大学のサークル仲間で、でも僕演じる島だけが年下なんですよね。みんな非常にキャラが濃くて、例えばパラメーターみたいなものがあったら、それぞれある項目だけが突出してしまっている人たち。基本的に全員バカなんですが(笑)、島としては一人ひとりに対してリスペクトがあり、みんなのことが大好き。ただ唯一の後輩として、みんなとは違う視点から、ちょっと引いて見ている瞬間はあるのかなと思います」吸血鬼役にはそれぞれ、坂東を平埜生成、丹下を戸塚純貴、佐竹を塩野瑛久、野田を尾上寛之が演じる。「冒頭でも触れましたが、役のかたちみたいなものが、演者によってだいぶ変わってくる作品だと思います。むしろそこがないと面白くないというか。せっかくやらせてもらうわけですから、今回のメンバーがやる意味、みたいなものを見つけられたら一番素敵ですよね。稽古はまだまだ序盤で、それぞれどんな坂東、丹下、佐竹、野田になっていくのか正直わかりません。ただすでにみんな愛おしい感じはあります」この作品を通し、観客にはどんな時間を過ごしてもらいたいか訊ねると…。「非日常を味わいに来ていただきたいですね。夏の思い出になるようなエンタテインメントをお届けしたいと思っているので。観終わったあと、テーマパークから帰路につくような感覚を味わってもらえたらいいなと思います」公演は8月8日(月)に東京・PARCO劇場にて開幕。その後、愛知、大阪、福岡の各地を巡る。チケットは発売中。取材・文:野上瑠美子
2022年07月28日ケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下、KERA)が2001年に作・演出を手がけた戯曲『室温~夜の音楽~』。新演出版で21年ぶりに復活を果たす同作が6月25日、東京・世田谷パブリックシアターで開幕するにあたり、演出の河原雅彦、主演する古川雄輝、共演者の平野綾、音楽と演奏でも参加する浜野謙太が取材に応じ、意気込みを語った。12年前に起こった凄惨な殺人事件をきっかけに、ひとつの場所に集まってきた人々の奇妙な関係を描き、第五回鶴屋南北戯曲賞を受賞した本作。河原は21年前の初演を観劇していたといい「それ以来、ずっと頭の片隅に残っていた」と強い思い入れ。“湿度”と“見えない部分”をコンセプトにした異色の美術セットについては、「もちろん、すべての打ち合わせに立ち会ってはいるんですが、実際に劇場で見てみると『うわ~』って、ちょっと引きましたね(笑)。すごく個性的なオリジナリティあふれる舞台になるんじゃないかと思っています」と期待を寄せた。殺人事件に関わる人物・間宮を演じる古川にとっては、2019年の『神の子どもたちはみな踊る』以来約3年ぶりの舞台主演。「久しぶりに見る舞台と客席に、ワクワク感と緊張感を覚えます」と心境を語り、「ホラーコメディというジャンルなので、怖さと思わずクスっと笑ってしまう面白さを劇場で楽しんでいただければ」とアピール。「接する相手によって、性格やテイストが変わる役柄なので、セリフはもちろん、周りにいる皆さんへのリアクションや細かな動作を気にしながら演じたい」と語った。平野は久々のストレートプレイ出演で「お稽古中から新鮮な気持ちで取り組むことができた」と手応え。発声にも注意を払っているといい「ミュージカルとは、使う(喉の)ポジションも変わりますし、今回は特に感情のふり幅が大きい役柄。舞台が終わる頃には、声もガラガラですが、やれることを全力でやろうと思っている」と抱負を明かした。浜野は俳優としての出演に加えて、自身が所属する「在日ファンク」として劇中音楽を手がけ、全公演でバンドとともに生パフォーマンスも披露する活躍ぶり。それだけに「こっちにも出て、あっちにも出て(笑)。『また、あいつ出てるよ』って、うざくならないよう塩梅を考えたい。登場シーンからして、うざいので」と苦笑い。在日ファンクの起用は、河原のたっての希望だったそうで「引き受けてもらえなければ、今回の『室温』はできなかった」(河原)。在日ファンクのパフォーマンスについて、古川は「好きな曲が流れると、思わずノリたくなるが、そういうシーンに限って、じっとしていないといけなくて(笑)。たまに、チラ見しています」。平野も「とにかく贅沢ですよね。新しいジャンルが生まれる瞬間に立ち会えて、とてもうれしい」と声を弾ませていた。取材・文・写真=内田涼<公演情報>舞台『室温~夜の音楽~』『室温~夜の音楽~』メインビジュアル作:ケラリーノ・サンドロヴィッチ演出:河原雅彦音楽・演奏:在日ファンク出演:古川雄輝 / 平野綾 / 坪倉由幸 / 浜野謙太 / 長井短 / 堀部圭亮・伊藤ヨタロウ / ジェントル久保田【東京公演】2022年6月25日(土) ~2022年7月10日(日)全19回公演会場:世田谷パブリックシアター【兵庫公演】2022年7月22日(金) ~2022年7月24日(日)全4回公演会場:兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール公式HP:
2022年06月24日ケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下KERA)が作演出を手がけた『室温~夜の音楽~』を21年ぶりに上演。河原雅彦が演出を担う。そこで河原と共に、音楽と出演を兼ねる在日ファンクの浜野謙太、主演の古川雄輝が出席した取材会に参加。その模様をレポートする。KERA作品を手がける上で、真っ先に浮かんだのがこの『室温』だったと言う河原。「僕はとても音楽が好きで、この『室温』は副題にもあるように音楽と共にある作品。で、前作の“たま”の音楽の土着感から考えてファンクだ…“在日ファンク”だ!って(笑)。実際すごくハマっていますし、いい芝居を作らないと音楽に持ってかれちゃうなってくらい、ハマっていると思います(笑)」だが当のバンドメンバーは、本作への参加に当初懐疑的だったと浜野は言う。「ただ河原さんと本当に一から組み立てさせてもらったので、今ではある意味、共犯みたいな気持ちが強いです。何曲か書き下ろしもあって、ライブだけでは表現出来なかったことが、今引き出されている感じ。バンドとしても新しい一歩を踏み出させてもらって、とても感謝しています」双子の妹を拉致・監禁、集団暴行された上に殺された、キオリとその父。妹の命日、親子の家にはさまざまな人々が訪れて――。浜野演じる木村と古川演じる間宮も“さまざまな人々”のひとりだが、その役どころの説明は難しく、古川自身「稽古が進むにつれ、今まで思っていた人物像とはちょっと違ってきていて…。どういう役かと聞かれても、なかなか難しくて答えられないんです」と顔を曇らせる。そんな不安げな古川に河原から、「でも素敵ですよ」とひと言。さらに「わからないことをわからないという俳優は、とても誠実だと思います」との言葉に、浜野も「わからない時のポカーンって顔が、僕にとってはまさに間宮。だからもう出来てるじゃんって思います」と笑う。すると古川も、「役としっかり向き合えるのは舞台ならでは。そういう意味でいい時間を過ごせているなと思います」と語る顔は、少し明るくなったように見えた。最後に河原は、作品の魅力について改めてこう語る。「僕が好きなのは、いろんな感情を持って帰れる多面的な作品。KERAさんはそういうものを書ける作家さんで、この『室温』もどこまでも真っ黒で、どこまでも真っ白な作品なんですよね。ただそのホンを預かる以上、初演にはない面白さを出せなければ、やっぱり僕らの負け。だから勝てるように頑張ります!」取材・文:野上瑠美子
2022年06月10日三谷幸喜作、河原雅彦演出によるパルコ・プロデュース2022『VAMP SHOWヴァンプショウ』が2022年8月8日(月)~28日(日)、東京・PARCO劇場にて上演される。本作は、1992年にサードステージのプロデュース公演として初めて上演された伝説の舞台。2001年にはパルコ&サードステージ提携プロデュースとしてPARCO劇場にてキャストを一新し、池田成志の演出で上演された、三谷幸喜作、異色のホラー・コメディ。西村雅彦、古田新太、池田成志(1992年)、佐々木蔵之介、堺雅人、河原雅彦、橋本じゅん、伊藤俊人(2001年)と、当時の若手実力派俳優が出演してきた幻の作品が21年ぶりに上演される。今回演出を手がけるのは2001年版に出演していた河原雅彦。キャストにはドラマ『最愛』や『ミステリと言う勿れ』などに出演し癖のある役も難なくこなす高い演技力で評価されながら、現在放送中の『恋なんて、本気でやってどうするの?』で不器用ながらも主人公の親友にアプローチする不思議男子・克巳を演じ普段の役とのギャップでTwitterトレンド入りも果たした岡山天音、映画『今日から俺は!!』や連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』に出演し、『インビジブル』では主人公の刑事人生を大きく揺るがせた事件で殉職した安野慎吾を演じたことも記憶に新しい平埜生成、映画『銀魂』やドラマ『勇者ヨシヒコと導かれし七人』に出演し、2022年春放送の『ユーチューバーに娘はやらん!』ではユーチューバーの不安定だが冒険家なタックタックを演じるなど多くの作品で抜群のコメディーセンスを発揮している戸塚純貴。『VAMP SHOW』出演者左から)塩野瑛久戸塚純貴岡山天音平埜生成尾上寛之さらに獣電戦隊キョウリュウジャーで注目を集め、バンド女王蜂のMV(『KING BITCH』)出演や現在放送中の連続ドラマ『探偵が早すぎる〜春のトリック返し祭り〜』では、主人公に熱心にアプローチする会社の同僚・大谷和馬を演じ話題を呼んだ塩野瑛久、そしてNHK連続テレビ小説『ひよっこ』での頼もしい兄から、NHK連続テレビ小説『カーネーション』では不憫な次男、ドラマ『アンナチュラル』『シグナル』の連続殺人犯役と演技の幅が広く、どんな役柄でも自分のものにしてしまう個性派俳優尾上寛之と今後益々期待される若手演技派俳優たちが結集した。楽しく旅する5人組の吸血鬼。うっそうとした森に囲まれたさびれた山間の駅にたどり着く。駅には駅長と、電車を待つ女性がひとり・・・。8月の東京公演を皮切りに愛知、大阪、福岡と巡演予定。チケット一般発売は7月2⽇(土)より。<これまでのVAMP SHOW>山間の寂れた駅で、5人の青年がある女性と出会うことで始まる物語。明るく楽しい旅行者の青年たちは実は吸血鬼で・・・。初演は1992年。俳優・池田成志の「怖くてびっくりするホラーな芝居がやりたい」、から始まった本企画。中心に流れる話は魅力的でないと成立しない、と脚本を三谷幸喜に依頼。三谷幸喜作品らしい笑いはもちろん、ゾクっとするホラー要素が加わり、若手俳優たちの演技合戦も魅力的な、見どころ満載の傑作ホラー・コメディが誕生した。2001年版では、それぞれ演劇界を中心に実績を重ね、映像にも活躍の場を広げ注目されていた、堺雅人、佐々木蔵之介、橋本じゅん、河原雅彦、伊藤俊人らが演じ、舞台俳優の魅力と演劇の面白さを存分に発揮した。そして、2022年。様々な作品で欠かせない存在となっている実力俳優が集まり、新たな『VAMP SHOW』が誕生する。2001年「VAMP SHOW」PARCO劇場撮影:谷古宇正彦◎1992年2/24-3/8@スペースゼロ他(サードステージプロデュース)作:三谷幸喜演出=板垣恭一、池田成志出演:京晋佑、西村雅彦、古田新太、池田成志、まつおあきら / 一橋壮太朗(三谷幸喜)、藤井かほり◎2001年6/2-7/8@PARCO劇場、7/13-22@大阪シアター・ドラマシティ(PARCO&サードステージプロデュース)作:三谷幸喜演出:池田成志出演:堺雅人、佐々木蔵之介、橋本じゅん、河原雅彦、伊藤俊人 / 手塚とおる、松尾れい子■公演情報パルコ・プロデュース2022『VAMP SHOWヴァンプショウ』【東京公演】2022年8月8日(月)~8月28日(日)会場:PARCO劇場※愛知、大阪、福岡公演あり作:三谷幸喜演出:河原雅彦出演:岡山天音平埜生成戸塚純貴塩野瑛久尾上寛之 ほか後援(東京公演)=TOKYO FM 企画・製作=株式会社パルコ⼊場料金(全席指定・税込):一般‐10,000円全席指定グッドプライス‐9,000円U-25チケット‐6,000円(観劇時25歳以下対象、要身分証明書※コピー・画像不可、原本のみ有効)、当日指定席券引換※「パルステ!」、チケットぴあにて前売販売のみの取扱い、指定席との連席購入不可(連席ご希望の場合は指定席をご購入ください)⼀般発売日:2022年7月2⽇(土)チケットぴあ: 公式HP:
2022年05月27日スポーツハイブランドとして名高い支持を持つ846YAJIRO(運営:八次呂株式会社)が京都の中心部 河原町三条に新店舗をオープンする846YAJIRO KYOTO NEWOPEN846YAJIROはプロアスリート専用リカバリーネックレスの発売を機に今までに無かった〔ラグジュアリースポーツブランド〕へと成長を成した企業であるスポーツネックレスの新しいスタイルとして“クリスタル”を使用したディープバランサーネックレスは発売当初3ヶ月待ちとなり〔世界で最も手に入りにくいスポーツネックレス〕として話題となった事でも有名である万人受けを好まず、極少数派のマイノリティー達の感性を刺激し続ける846YAJIROの新たな世界観を堪能できる店内も楽しみでならない■NEW OPENイベント★OPENING SALE 対象商品が10%-30%OFF846YAJIRO正規直営店〔KYOTO-河原町-〕〔TOKYO-青山-〕にてNewオープンを祝し、OPENING SALEを開催いたします※NEW OPENより期間限定となります。詳しくは正規直営店SNSをご覧ください★新作アイテムを多数公開、先行販売開始■店舗概要店舗名 : 846YAJIRO KYOTO -河原町-開店日 : 2022年4月29日(金曜日) AM11:00よりNEW OPENInstagram : Twitter : 営業時間 : AM11:00~PM19:30店舗所在地: 〒604-8005京都府京都市中京区河原町通三条東上る入恵比須町435-10Google MAP: アクセス : ★市営地下鉄東西線 京都市役所前より徒歩3分★京阪本線 三条駅より徒歩5分★市営バス 河原町三条より徒歩1分■会社概要会社名 : 八次呂株式会社所在地 : 〒604-8267 京都府京都市中京区鍛冶町187番地設立 : 2016年2月4日URL : Instagram: Twitter : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年04月26日「ヒルトン京都」が、京都・三条河原町に2024年開業予定。同ホテルは、ヒルトンのフラッグシップ・ブランドである「ヒルトン・ホテルズ&リゾーツ」としては京都初進出となる。「ヒルトン京都」が三条河原町に開業日本随一の観光都市である京都の中でも、老舗の京料理店や飲食店が軒を連ね、多くの京都市民や観光客でにぎわいを見せる河原町三条。歴史とモダンが交わるその場所で、東京建物が進めている京都三条河原町ホテル計画(仮称)によって、新たな観光拠点となるホテル「ヒルトン京都」は誕生する。「京都SYNAPSE(シナプス)」をコンセプトに掲げ、京都の魅力を様々な角度から提案するホテルを目指す。客室は、約40平米のスタンダードルームを中心とした全313室。さらに、オールデイダイニング、バー、スペシャリティレストラン、カフェなどの料飲施設、ジム、屋内プール、宴会場・会議室などを兼ね備える予定だ。フルサービスホテルである「ヒルトン・ホテルズ&リゾーツ」のホスピタリティに溢れる革新的なサービスのもと、ラグジュアリーなひと時を過ごすことができる。ホテル外観は、“京都の奥行きのある装い”で建物を包み込むデザインを想定しているという。内装デザインは、“ORIMONO(織物)”をテーマに、様々な糸で紡ぐ織物をイメージした空間で「京都SYNAPSE」の世界感を実現する。なお、内装デザインは、これまでコンラッド大阪をはじめ数々のラグジュアリーホテルを手掛けてきた橋本夕紀夫デザインスタジオが担当する。ホテル詳細ヒルトン京都開業時期:2024年住所:京都市中京区河原町通二条下る二丁目下丸屋町416番地(地番)客室数:313室付帯施設:レストラン、宴会場・会議室、スパ、ジム、屋内プール 他着工:2022年4月
2022年04月09日俳優・中村倫也が主演を務めるMUSICAL『ルードヴィヒ ~Beethoven The Piano~』が2022年10月~11月、東京公演を東京芸術劇場プレイハウス、大阪公演を梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、ほかにて上演される。ミュージカル『SMOKE』や『BLUE RAIN』などを手掛けるチュ・ジョンファの新作として韓国国内で注目を集めた MUSICAL『ルードヴィヒ ~Beethoven The Piano~』は、世界中誰もが知る天才音楽家であり、聴力を失ってなお音楽への情熱を注ぎ込んだ悲運の人・ベートーベンの生涯を、彼を取り巻く人物たちとの愛と影、喪失そして運命を、彼が綴った音楽とオリジナル楽曲で描いていく作品。日本初版上演となる本作で、NHK連続テレビ小説『半分、青い。』やドラマ『凪のお暇』、映画『ウェディング・ハイ』など数々の話題作に出演し、主演舞台『ヒストリーボーイズ』では第22回読売演劇大賞優秀男優賞を受賞するなど、振り幅の広い演技で破竹の活躍を見せる中村倫也が主演・青年期のルードヴィヒを務める。そして、中村とは残酷歌劇『ライチ 光クラブ』や『八犬伝』などでタッグを組んできた河原雅彦が、日本版の上演台本・演出を手掛ける。上演にあたり中村と河原のコメントも到着。主演を務める中村は、「『いつか本格ミュージカルをやりたいんだよね』とパンクロック&歌謡曲好きの河原さんにそんな願望があるなんて知りませんでした。その瞬間から、いつかそんな作品のオファーが来たら、と覚悟を決めていました。つまり、僕ら二人にとって、大意欲作、でございます。どうぞご期待の程を」と、意気込みをあらわにした。また、上演台本・演出の河原は、「 『倫也となんかやりたいな。次はどんなチャレンジに連れ込もっかな』みたいなことはいつも頭の片隅にあって、で、めちゃめちゃ歌うベートーベンをやってもらいます」と、約7年ぶりの中村とのタッグに期待を寄せた。死を目前に書かれたベートーベンの1通の手紙。そこに込められた、誰も見たことがない、音楽家・ベートーベンの隠された物語が紐解かれていく。MUSICAL『ルードヴィヒ ~Beethoven The Piano~』は、2022年10月~11月に、東京芸術劇場プレイハウス、梅田芸術劇場シアター・ドラマシティほかにて上演。その他の出演者、公演詳細は今後随時公開される。【中村倫也コメント全文】あれはいつだったでしょうか。河原家でご飯を食べていた時だから、まだコロナ前のこと。次なにやります?なんて、期待も込めてざっくばらんに話をしていた時のこと。「いつか本格ミュージカルをやりたいんだよね」パンクロック&歌謡曲好きの河原さんにそんな願望があるなんて知りませんでした。多くの演劇ファンの方々も、想像つかない姿でしょう。その瞬間から、いつかそんな作品のオファーが来たら、と覚悟を決めていました。つまり、僕ら二人にとって、大意欲作、でございます。どうぞご期待の程を。【河原雅彦(上演台本・演出)コメント全文】「倫也となんかやりたいな。次はどんなチャレンジに連れ込もっかな」みたいなことはいつも頭の片隅にあって、で、めちゃめちゃ歌うベートーベンをやってもらいます。しかも韓国ミュージカル。さて、どうなるんでしょうね。刺激的な共演者たちとギドギドに掛け合わせつつ、第9ばりにとんでもないもん作れたら、と思うばかり。さすがに第9はハードル高いか・・・。ま、ちょっとやってみます。<ストーリー>残り少ない人生を前に書かれたベートーベンの1通の手紙。そして、その手紙が一人の女性の元へ届く。聴力を失い絶望の中、青年ルードヴィヒが死と向き合っていたまさにその夜。吹きすさぶ嵐の音と共に見知らぬ女性マリーが幼い少年ウォルターを連れて現れる。マリーは全てが終わったと思っていた彼に、また別の世界の扉を開けて去っていく。新しい世界で、新たな出会いに向き合おうとするルードヴィヒ。しかしこの全ては、また新たな悲劇の始まりになるが・・・。公演概要MUSICAL『ルードヴィヒ ~Beethoven The Piano~』ORIGINAL PRODUCTION BY ORCHARDMUSICAL COMPANYMUSIC BY SOO HYUN HUHBOOK BY JUNG HWA CHOO出演:中村倫也ほか上演台本・演出:河原雅彦公演時期:2022年10月・11月会場:<東京公演>東京芸術劇場プレイハウス<大阪公演>梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ公式HP:
2022年03月28日俳優の古川雄輝が、舞台『室温~夜の音楽~』の主演を務めることが28日、明らかになった。同作はケラリーノ・サンドロヴィッチが2001年に作・演出を手がけ第五回鶴屋南北戯曲賞を受賞した作品を河原雅彦が演出し新たに上演する。田舎でふたり暮らしをしているホラー作家・海老沢十三(堀部圭亮)と娘・キオリ(平野綾)だが、12年前、拉致・監禁の末、集団暴行を受け殺害されたキオリの双子の妹・サオリの命日の日に、様々な人々が海老沢家に集まってくる。巡回中の近所の警察官・下平(坪倉由幸)、海老沢の熱心なファンだという女・赤井(長井短)に加えタクシー運転手・木村(浜野謙太)が腹痛を訴えて転がり込み、さらに加害者の少年のひとり、間宮(古川雄輝)が焼香をしたいと訪ねてくる。それぞれの奇妙な関係は物語が進むに連れ、死者と生者、虚構と現実、善と悪との境が曖昧になっていき、やがて過去の真相が浮かびあがってくる。演出を手掛ける河原は、2021年に『カメレオンズ・リップ』で初めてケラ作品を手掛け、ケラからの厚い信頼を受ける。この戯曲にほれ込み上演を熱望したことで、記録にも記憶にも残る傑作戯曲が誕生から21年ぶりに復活することとなった。作品のタイトルにもある通り本作のカギとなる音楽は、“新しい時代のディープファンクバンド”在日ファンクが手掛け、全公演に出演。生演奏による物語と音楽のセッションも注目となっている。古川は3年ぶりの舞台主演で、ケラ作品、河原演出と初顔合わせでホラー・コメディという異色なジャンルの作品に挑む。共演には平野綾、坪倉由幸、浜野謙太、長井短、堀部圭亮と実力派俳優が結集した。東京公演は世田谷パブリックシアターにて6月25日〜7月10日、兵庫公演は兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホールにて7月22日〜24日。○河原雅彦 コメント音楽が好きだ。小さな頃からずーっと。でも、自分が就いた職業はミュージシャンでもなければDJでもない。気がつけば舞台演出家になっちまった。なのでね。せめて音楽との繋がりを求めて、がっつりミュージシャンとコラボ出来る作品を、「ええのはねぇがー、ええのはねぇがー」と、ナマハゲさながら血眼で常々探している次第。筋肉少女帯、O.L.H.(ex面影ラッキーホール)、レキシ、昨年は東京事変の伊澤さんや亀田さん、そして今年の『ロッキー・ホラー・ショー』。個人的にいずれも大変充実した作品になった。『室温〜夜の音楽〜』を在日ファンクでやる。初演のバンドはたまだった。たまと在日ファンク・・・ギャップ半端ないでしょ?でも僕の見立ては当たるんです。これはね、きっとはまる。KERAさん特有のヒリヒリぞわぞわした名作を、一癖も二癖もある素敵俳優陣とディープに混ぜ合わせ、2022年僕なりに蘇らせます。演劇好き音楽好きの皆々様、お楽しみに。○在日ファンク 浜野謙太 コメント在日ファンクで舞台の生演奏をとオファーをいただいたのはチャンスだと思いました。ブラスセクションのある大所帯バンドって、きっとたいそうフェスを盛り上げてくれるんだろうくらいのイメージで見られがちなんですが、今回は長編の物語であるわけで色んな場面で演奏しなくてはいけない。物語を彩るわけですが同時に色んな感情やシーンの表現が僕らの音楽にも返ってくる。在日ファンクの楽曲はこんなに多面的に立体的に楽しめるんだというのがお客さんも僕らも発見できると思うんです。在日ファンクのホラーな部分(あるんです、あるつもりなんです)に気づいてもらえると思います。バンドも1演者として頑張ります。きっと濃い濃い作品になると思うので是非見に来てください!○古川雄輝 コメント久しぶりの舞台に出られるということで大変嬉しく思います。ゾッとするホラー的な要素が詰まった緊張感のある物語なのですが、シリアスなシーンなのに思わずクスっと笑ってしまうようなコメディの要素も混ざっていて、ホラーとコメディが融合した、とてもおもしろい台本だと思いました。僕の役は、ある罪を犯した青年の役です。犯罪者の役を演じた経験は、今までそれほど多くないので、そういう姿もぜひ劇場に観に来ていただければと思います。○平野綾 コメントケラさんの生み出す世界観、ケラ・ワールドにいつか携わってみたいと思っていたので、出演が決まって本当に嬉しかったです。私自身、ストレートプレイが久しぶりなので、今から本当に楽しみです。私は、12年前に双子の妹を殺された姉の役で、底知れぬ感じがある女性じゃないかなと思います。一度はまってしまうとかなり中毒性のある、危険で抜け出せないこの作品。時期的に、ちょうど湿度が上がり暑くなってくるタイミングでの上演だと思うので、ちょっとひんやりしつつ、じめっとしつつ、絶妙な空気感の中、いろんなところに散りばめられたケラさんのトリックを楽しんでいただけたらなと思います。○堀部圭亮 コメント僕自身、ケラさんの作品への参加を切望していましたので、やっと念願が叶い、しかも演出は河原さん。本当に楽しみにしています。僕の役は「何かあるぞ…」っていう作家です。物語の冒頭から「何かある感」満載です。舞台作品は、演じている役者と観客が同じ空間にいることで、音や気配、匂いや空気を一緒に感じてもらえるというのが、すごく魅力だと思います。この作品は「思わず笑っちゃったけど、なーんかヒドい事になってない?…不快だなぁ…後味悪いなぁ…けど不思議と心地好い…あっ! ホラーコメディって、そういうことか!?」そんな感じです。ぜひ劇場に〝不快に〟なりにきてください。
2022年02月28日ケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下、KERA)作、河原雅彦演出、古川雄輝主演による舞台『室温~夜の音楽~』が、6月25日(土)より7月10日(日)まで東京・世田谷パブリックシアターにて、7月22日(金)より24日(日)まで兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホールにて上演される。演劇界の第一線を走り続けるKERAが2001年に作・演出を手がけた舞台『室温~夜の音楽~』は、人間が潜在的に秘めたる善と悪、正気と狂気といった、相反する感情に恐怖と笑いを織り込んだ唯一無二のホラー・コメディとして絶賛され、第五回鶴屋南北戯曲賞を受賞した。2021年に『カメレオンズ・リップ』で初めてKERA作品を手掛け、KERAからの厚い信頼を受ける河原が、この戯曲にほれ込み上演を熱望したことで、記録にも記憶にも残る傑作戯曲が誕生から21年ぶりに復活することになった。主演を務めるのは、映像を中心に数多くの作品に出演し、クールな役から人外(?)なキャラクターまで硬軟問わず幅広い役を演じ分け、2019年の『神の子どもたちはみな踊る』以来約3年ぶりの舞台主演となる古川雄輝。舞台作品にも定期的に出演し、本作ではKERA作品、河原演出と初顔合わせでホラー・コメディという異色なジャンルの作品に挑む。共演は、声優として絶大な人気を誇り、舞台女優としても活躍する平野綾、人気お笑いトリオ我が家の大ボケ担当・坪倉由幸、ミュージシャンの活動と並行して俳優としても数多くの作品に出演、本作には音楽と演奏でも参加する浜野謙太、独特の存在感で個性を放つ長井短、映像・舞台とジャンルを問わず活躍し、現在放映中の『カムカムエヴリバディ』の好演も話題の堀部圭亮と、豪華実力派俳優が結集。12年前に起こった凄惨な殺人事件をきっかけにひとつの場所に集まってきた人々の奇妙な関係を描いた本作。公開されたビジュアルは“湿度”と“見えない部分”をコンセプトに、登場人物の表面ではなく内面に焦点を当て、それぞれのキャラクターの、種類の違った粘着質な感情を表現している。曇りガラス越しに見える人物のクリアな部分とそうでない部分の混在からも作品世界がうかがえる。演出の河原とキャストが一丸となって挑む異色作に期待したい。また、作品のタイトルにもある通り本作のカギとなる音楽は、“新しい時代のディープファンクバンド”在日ファンクが手掛け、全公演に出演。生演奏による物語と音楽のセッションにも注目だ。<ストーリー>田舎でふたり暮らしをしているホラー作家・海老沢十三(堀部圭亮)と娘・キオリ(平野綾)。12年前、拉致・監禁の末、集団暴行を受け殺害されたキオリの双子の妹・サオリの命日の日に、様々な人々が海老沢家に集まってくる。巡回中の近所の警察官・下平(坪倉由幸)、海老沢の熱心なファンだという女・赤井(長井短)。タクシー運転手・木村(浜野謙太)が腹痛を訴えて転がり込み、そこへ加害者の少年のひとり、間宮(古川雄輝)が焼香をしたいと訪ねてくる。偶然か…、必然か…、バラバラに集まってきたそれぞれの奇妙な関係は物語が進むに連れ、死者と生者、虚構と現実、善と悪との境が曖昧になっていき、やがて過去の真相が浮かびあがってくる…。<キャスト&スタッフ コメント>【河原雅彦(演出)コメント】音楽が好きだ。小さな頃からずーっと。でも、自分が就いた職業はミュージシャンでもなければDJでもない。気がつけば舞台演出家になっちまった。なのでね。せめて音楽との繋がりを求めて、がっつりミュージシャンとコラボ出来る作品を、「ええのはねぇがー、ええのはねぇがー」と、ナマハゲさながら血眼で常々探している次第。筋肉少女帯、O.L.H.(ex面影ラッキーホール)、レキシ、昨年は東京事変の伊澤さんや亀田さん、そして今年の『ロッキー・ホラー・ショー』。個人的にいずれも大変充実した作品になった。『室温〜夜の音楽〜』を在日ファンクでやる。初演のバンドはたまだった。たまと在日ファンク・・・ギャップ半端ないでしょ?でも僕の見立ては当たるんです。これはね、きっとはまる。KERAさん特有のヒリヒリぞわぞわした名作を、一癖も二癖もある素敵俳優陣とディープに混ぜ合わせ、2022年僕なりに蘇らせます。演劇好き音楽好きの皆々様、お楽しみに。【在日ファンク[浜野謙太(Vo)、仰木亮彦(Gt)、村上啓太(Ba)、永田真毅(Dr)、橋本剛秀(Sax)、村上基(Tp)、ジェントル久保田(Tb)](音楽・演奏)コメント】在日ファンクで舞台の生演奏をとオファーをいただいたのはチャンスだと思いました。ブラスセクションのある大所帯バンドって、きっとたいそうフェスを盛り上げてくれるんだろうくらいのイメージで見られがちなんですが、今回は長編の物語であるわけで色んな場面で演奏しなくてはいけない。物語を彩るわけですが同時に色んな感情やシーンの表現が僕らの音楽にも返ってくる。在日ファンクの楽曲はこんなに多面的に立体的に楽しめるんだというのがお客さんも僕らも発見できると思うんです。在日ファンクのホラーな部分(あるんです、あるつもりなんです)に気づいてもらえると思います。バンドも1演者として頑張ります。きっと濃い濃い作品になると思うので是非見に来てください!(在日ファンク・浜野謙太)【古川雄輝 コメント】久しぶりの舞台に出られるということで大変嬉しく思います。ゾッとするホラー的な要素が詰まった緊張感のある物語なのですが、シリアスなシーンなのに思わずクスっと笑ってしまうようなコメディの要素も混ざっていて、ホラーとコメディが融合した、とてもおもしろい台本だと思いました。僕の役は、ある罪を犯した青年の役です。犯罪者の役を演じた経験は、今までそれほど多くないので、そういう姿もぜひ劇場に観に来ていただければと思います。【平野綾 コメント】ケラさんの生み出す世界観、ケラ・ワールドにいつか携わってみたいと思っていたので、出演が決まって本当に嬉しかったです。私自身、ストレートプレイが久しぶりなので、今から本当に楽しみです。私は、12年前に双子の妹を殺された姉の役で、底知れぬ感じがある女性じゃないかなと思います。一度はまってしまうとかなり中毒性のある、危険で抜け出せないこの作品。時期的に、ちょうど湿度が上がり暑くなってくるタイミングでの上演だと思うので、ちょっとひんやりしつつ、じめっとしつつ、絶妙な空気感の中、いろんなところに散りばめられたケラさんのトリックを楽しんでいただけたらなと思います。【堀部圭亮 コメント】僕自身、ケラさんの作品への参加を切望していましたので、やっと念願が叶い、しかも演出は河原さん。本当に楽しみにしています。僕の役は「何かあるぞ…」っていう作家です。物語の冒頭から「何かある感」満載です。舞台作品は、演じている役者と観客が同じ空間にいることで、音や気配、匂いや空気を一緒に感じてもらえるというのが、すごく魅力だと思います。この作品は「思わず笑っちゃったけど、なーんかヒドい事になってない?…不快だなぁ…後味悪いなぁ…けど不思議と心地好い…あっ!ホラーコメディって、そういうことか!?」そんな感じです。ぜひ劇場に“不快に”なりにきてください。公演概要舞台『室温~夜の音楽~』作:ケラリーノ・サンドロヴィッチ演出:河原雅彦音楽・演奏:在日ファンク出演:古川雄輝平野綾坪倉由幸浜野謙太長井短堀部圭亮 ・ 伊藤ヨタロウジェントル久保田【東京公演】2022年6月25日(土)~2022年7月10日(日)全19回公演会場:世田谷パブリックシアター【兵庫公演】2022年7月22日(金)~2022年7月24日(日)全4回公演会場:兵庫県立芸術文化センター阪急中ホールチケット発売日:2022年4月29日(金・祝)AM10:00~公式HP:
2022年02月28日河原雅彦演出、古田新太主演の伝説のロックミュージカル『ロッキー・ホラー・ショー』東京公演が、2月12日よりPARCO劇場にて開幕した。1973年の舞台初演から間も無く50年。未だカルト的⼈気を誇りファンを熱狂させるロックミュージカルの⾦字塔『ロッキー・ホラー・ショー』(RHS)。2017年上演版では2011年版から6年ぶりに古⽥新太のフランク・フルターが復活。いのうえひでのりからバトンを受け取った演劇界きってのロック狂、河原雅彦が演出を手掛ける。振付をMIKEY(from 東京ゲゲゲイ)が⼿がけ、演奏には⽇本版RHSの伝説“ROLLY”を中⼼に、武⽥真治が参加するなど、新たな要素を盛り込んだライブ感溢れる演出で熱狂を呼んだ“河原版RHS”が、大阪公演、広島公演、北九州公演を経て、ついにラスト東京公演が始まった。マッドサイエンティストのフランク・フルターを演じるのは、もちろん、古⽥新太。5年ぶりのパーティーに、小池徹平、ISSA、ROLLY、武田真治、さらに岡本健一と、これまでのRHSを支えたユニークな実力派キャストたちが集結。加えて昆夏美、フランク莉奈、峯岸みなみとフレッシュな女優陣が初参加と、2022年初頭、清濁合わせ呑むようなキャスト陣で、舞台と客席が一体となる演出もそのままに、新たな「ロッキー・ホラー・ショー」を誕⽣させた。2020年にリニューアルオープンした新⽣・PARCO劇場の、舞台と客席が緊密な空間でさらなる熱狂を呼んでいる。さらに、はまり役でもあった古⽥新太のフランク・フルターは三度⽬にしてなんと今回がラスト。過去の「RHS」キャスト、また今回新たにパーティーに加わるニューキャストが⼊り混じり、フランク・古⽥̶の東京ラストランをめちゃくちゃに盛り上げていく。【東京公演初日オフィシャルレポート】ついに『ロッキー・ホラー・ショー』(RHS)が始まった。1973年から上演されてきたこの作品は観客参加型として有名だ。マスクをして、声出せないコロナ禍の今だが、ペンライトはもちろん、歓声やブーイング、光線銃などの音をボタン一つで鳴らせるボイスストラップなど、参加グッズも工夫されていて、みんなが、思いっきり楽しみながらも“感染症対策に余念がない”…新しい『RHS』の世界を見せてくれた。ピカピカ光るビスチェ姿で登場したフランク・フルター役の古田新太の圧倒的な存在感にワクワク感が止まらない。エロくてキュートな小池徹平(ブラッド)と昆夏美(ジャネット)のバカップルぶりをはじめ、ISSA、峯岸みなみ、フランク莉奈の振り切った変態ぶり。そして、出演者の歌のうまさがあるからこそ、『RHS』のバカバカしい世界がきらめくのだ。とにかく生バンドの音楽がカッコよく、ライブ感がハンパなく盛り上がる。エディ役の岡本健一のロックなシャウト、ROLLYのギターと武田真治のサックスのセッション、東京ゲゲゲイのMIKEYの振り付けの手の動きが特徴的なダンス、全員が入り乱れるフォーメーションダンス……ステージを見ていると自然に体が動き、笑顔になってしまう。心のなかでなら、思いっきり騒いでいい、自由に楽しめるんだということを、劇場にいたみんなが感じたに違いない。「楽しんでるかー」古田新太の声にみんながうなずき、ラストはステージも客席も一体になって名曲『タイムワープ』を踊りまくる。その光景は変態パーティーそのもの!そんなパンキッシュでキッチュなパーティーに巻き込まれ、とにかく元気がでる時間をもらった。この大騒ぎのパーティーがずっと続いてほしいと思う。【ストーリー】友人の結婚式の勢いに乗せられ、自分たちも婚約してしまったブラッド(小池徹平)とジャネット(昆夏美)。ふたりは恩師に報告しようと、嵐の夜、車を走らせていた。しかしタイヤがパンク。助けを求めた彼らは、人里離れた荒野に建つ古い城にたどり着く。困り果てた二人の前に現れたのは、不気味な執事リフラフ(ISSA)と使用人のマジェンタ(フランク莉奈)やコロンビア(峯岸みなみ)たち。その異様な雰囲気に呑まれて戸惑う二人をそっちのけに、城の中ではノリノリのパーティーが始まる。さらに、黒いガーター&ストッキング姿も妖艶な城の主・フランク “N”・フルター(古田新太)が登場。いかにも性倒錯者然の彼は、この城で秘密の実験を行っている科学者であると言う。その実験とは、人造人間を創り出すこと。まさにこの夜は、彼の輝かしい実験が最終段階を迎えようとしていたのだった。困惑する二人にフランクは、人造人間誕生の瞬間に立ち会うよう強要する。誕生したのは…フランク好みの美形の筋肉マン・ロッキー(武田真治)。城の住人たちが成功を喜んでいるところに、今度はつぎはぎだらけの謎の男・エディ(岡本健一)が乗り込んで来る。50年代のロッカー・スタイルでキメたエディだったが、身長が足りないため、あえなくフランクに始末されてしまう。邪魔者は消した。フランクはロッキーに抱かれ、新婚のカップルのように寝室へと消えていく。夜は静かにふけてゆく…はずだったが、ロッキーと寝室に消えたはずのフランクは、いつの間にかジャネットの寝室に押し入り…かと思うと今度はブラッドのベッドに現れ…。混乱したジャネットが城の中をさまよい歩くうちに、フランクから逃げ出したロッキーに出会い…そんなこんなで城の中は愛と欲望の大混戦。ドタバタの騒ぎの中、リフラフが城への侵入者を発見する。広間に誘導されてきたのはスコット博士(岡本健一)。彼はブラッドとジャネットの恩師であり、UFOを研究する科学者であり、なおかつエディの叔父でもあるというサービスぶり。だが、ロッキーをジャネットに盗られて怒り狂ったフランクは、スコット博士をブラッド&ジャネットもろとも捕らえてしまう。3人の運命は?フランクの目的とは?そして執事にしては何か一癖ありそうな、リフラフの正体とは?■公演概要パルコ・プロデュース2022『ロッキー・ホラー・ショー』脚本・作詞・作曲:リチャード・オブライエン演出:河原雅彦翻訳:高橋ヨシキ訳詞・音楽監督:ROLLY振付:MIKEY(from 東京ゲゲゲイ)出演:古田新太小池徹平ISSA昆夏美フランク莉奈峯岸みなみ東京ゲゲゲイTACCHIGENTAP→★UFO武田真治ROLLY岡本健一バンド:Gt:ROLLY吉本匡孝Ba:HOTORIDs:小畑ポンプKey:おおくぼけい(アーバンギャルド)Cho:原田千栄 高仲尚子/ Pf:大塚茜企画・製作:パルコ公式サイト: 東京公演公演日程:2月12日(土)~2月28日(月)会場:PARCO劇場(渋谷PARCO 8F)入場料金: 13,500円(全席指定・税込)U-25チケット:6,500円(観劇時25歳以下対象、要身分証明書、当日指定席券引換 / 「パルステ!」、チケットぴあにて前売販売のみ取扱い)チケットに関するお問合せ:サンライズプロモーション東京0570-00-3337(月~金12:00~15:00)公演についてのお問合せ:パルコステージ03-3477-5858(時間短縮営業中)
2022年02月14日ロックミュージカル『ロッキー・ホラー・ショー』が東京、大阪、広島、福岡で順次上演される。演出は河原雅彦が、主演は古田新太が務める。なお2022年1月13日(木)から1月16日(日)に開催予定だった神奈川公演は中止。ロックミュージカル『ロッキー・ホラー・ショー』とは?『ロッキー・ホラー・ショー』は、1973年に初演された“カルト的”人気を誇るロックミュージカルの金字塔。嵐のために車が使用できなくなってしまった1組のカップルが、助けを求めて訪れた古い城で過ごす“狂乱の夜”を描いた作品だ。河原雅彦×古田新太で再演日本では、2011年にいのうえひでのり、2017年に河原雅彦の演出により上演された。そんなロックミュージカル『ロッキー・ホラー・ショー』が、2017年版の演出を手掛けた河原と2011年版から主演を務めている古田新太が再びタッグを組み、上演されることに。小池徹平・ISSA・ROLLY・岡本健一も再集結共演にも小池徹平、ISSA、ROLLY、武田真治、岡本健一といったこれまでの『ロッキー・ホラー・ショー』を支えたユニークな実力派キャストが再集結する。<登場人物>ブラッド(小池徹平)…友人の結婚式の勢いに乗せられ、恋人・ジャネットと婚約してしまう。恩師に婚約報告をしようと出かけるが、嵐のために車が使用できなくなり、人里離れた荒野に建つ古い城にたどり着く。ジャネット(昆夏美)…ブラッドの婚約者フランク “N”・フルター(古田新太)…城の主リフラフ(ISSA)…フランク “N”・フルターに仕える執事マジェンタ(フランク莉奈)…使用人コロンビア(峯岸みなみ)…使用人ロッキー(武田真治)…人造人間エディ(岡本健一)…城に乗り込んでくる謎の男スコット博士(岡本健一)…ブラッドとジャネットの恩師であり、UFOを研究する科学者。エディの叔父でもある。振付に東京ゲゲゲイ・MIKEY、訳詞・音楽監督にROLLY振付は東京ゲゲゲイのMIKEYが、訳詞・音楽監督はミュージシャン・ROLLYが続投する。なお、古田新太が『ロッキー・ホラー・ショー』でフランク “N”・フルター役を演じるのは今回がラストとなる。公演概要パルコ・プロデュース2022『ロッキー・ホラー・ショー』脚本・作詞・作曲:リチャード・オブライエン演出:河原雅彦翻訳:高橋ヨシキ訳詞・音楽監督ROLLY振付:MIKEY(from 東京ゲゲゲイ)出演:古田新太、小池徹平、ISSA、昆夏美、フランク莉奈、峯岸みなみ、東京ゲゲゲイ、武田真治、ROLLY、岡本健一、ほかバンド:Gt ROLLY 吉本匡孝、Ba HOTORI、Ds 小畑ポンプ、Key おおくぼけい(アーバンギャルド)、Cho 原田千栄 高仲尚子、Pf 大塚茜<横浜公演・中止>※2022年1月13日(木)~1月16日(日)を予定していたが中止となった。会場:KAAT神奈川芸術劇場〈ホール〉入場料金:S席 12,500円、A席 9,000円、U-25チケット 6,500円(観劇時25歳以下対象、要身分証明書、当日指定席券引換/「パルステ!」、チケットぴあにて前売販売のみ取扱い)※未就学児の入場不可※営利目的の転売禁止※全席指定一般発売日:2021年11月27日(土)チケットに関する問い合わせ先:サンライズプロモーション東京TEL:0570-00-3337(月~金12:00~15:00)公演についての問い合わせ先:パルコステージTEL:03-3477-5858(時間短縮営業中)<東京公演>上演期間:2022年2月12日(土)~2月28日(月)会場:パルコ劇場(渋谷パルコ 8F)入場料金:13,500円、U-25チケット 6,500円(観劇時25歳以下対象、要身分証明書、当日指定席券引換/「パルステ!」、チケットぴあにて前売販売のみ取扱い)※未就学児の入場不可※営利目的の転売禁止※全席指定一般発売日:2021年11月27日(土)チケットに関する問い合わせ先:サンライズプロモーション東京TEL:0570-00-3337(月~金12:00~15:00)公演についての問い合わせ先:パルコステージTEL:03-3477-5858(時間短縮営業中)<大阪公演>上演期間:2022年1月20日(木)~1月23日(日)会場:森ノ宮ピロティホール入場料金:13,800円※未就学児の入場不可※営利目的の転売禁止※全席指定一般発売日:2021年12月12日(日)10:00問い合わせ先:キョードーインフォメーションTEL:0570-200-888(11:00~16:00※日祝は休業)<広島公演>上演期間:2022年1月29日(土)・1月30日(日)会場:上野学園ホール入場料金:12,000円、U-25チケット 6,000円(当日指定・要年齢証明書)※未就学児の入場不可※営利目的の転売禁止※全席指定一般発売日:2021年11月27日(土)チケットに関する問い合わせ先:・TSS事業開発部 TEL 082-253-1010(平日10:00~17:00)・キャンディープロモーション TEL 082-249-8334(平日11:00~15:00)<北九州公演>上演期間:2022年2月4日(金)~2月6日(日)会場:北九州芸術劇場・大ホール入場料金:12,000円、U-25チケット 6,000円(25歳以下対象・当日座席指定券と交換・要身分証明書)※未就学児の入場不可※営利目的の転売禁止※全席指定一般発売日:2021年11月27日(土)問い合わせ先:ピクニック チケットセンターTEL:050-3539-8330(平日12:00~15:00)
2021年10月23日河原雅彦演出、古田新太主演のミュージカル『ロッキー・ホラー・ショー』が2022年1月13日(木)より、KAAT神奈川芸術劇場(ホール)とPARCO劇場で5年ぶりに再演されることが決定した。1973年の舞台初演から間も無く50年。未だカルト的⼈気を誇りファンを熱狂させるロックミュージカルの筋字塔『ロッキー・ホラー・ショー』。2017年上演版では2011年版から6年ぶりに古田新太のフランク・フルターが復活。いのうえひでのりからバトンを受け取った演劇界きってのロック狂、河原雅彦が演出。振付をMIKEY(from 東京ゲゲゲイ)が手がけ、演奏には日本版『RHS』の伝“ROLLY”を中心に、バンド「女王蜂」、武田真治が参加するなど、新たな要素を盛り込んだライブ感溢れる演出で熱狂を呼んだ。この“河原版RHS”が5年ぶりに帰ってくる。フランク・フルターを演じるのは、もちろん古田新太。さらに小池徹平やISSA、ROLLY、武田真治、岡本健一と過去のRHSを支えたユニークな実力派が豪華に集結。加えて昆夏美やフランク莉奈、峯岸みなみとフレッシュな女優陣が初参加と、清濁合わせ呑むようなキャスト陣で新たな『ロッキー・ホラー・ショー』を誕生させる。2020年にリニューアルオープンした新生・PARCO劇場の、舞台と客席が緊密な空間でさらなる熱狂を呼ぶことになるだろう。はまり役、古田新太のフランク・フルター役は3度目にしてなんと今回がラスト。過去の『RHS』キャスト、また今回新たにパーティーに加わるニューキャストが入り混じり、フランク・古田のラストランを盛り上げてくれるはずだ。【河原雅彦(演出)コメント】R.H.Sは演劇じゃない。最高ロックなお囃子に乗せて変態を愛でる祭り。それ以上でも以下でもない。古田さんがまたまたフランクとしてステージに帰還する。変態好きにはたまらないやね。なので今回のテーマは『変態祭りの集大成』。これで決まりだ。祭りとコロナの相性は言うまでもなく最悪だ。だからなんだ。こちとら自慢の変態揃えて騒いでやる。客席から騒ぎ返せる術は俺が考える。もういいよ、せっかく劇場に来てるんだから。⼼にまでマスクすることないんだぜ。河原雅彦【古田新太(フランク・フルター役)コメント】三度⽬の正直 R.H.Sよ私もう56才よ 四捨五⼊で60よいやなフランクね 世界中探してもいないわよでも大丈夫 またもや最強の面子を集めたからキッチュでファンキーなワクチン受けに来てレッツ Do The Time Warp AGAIN!!■公演情報パルコ・プロデュース2022『ロッキー・ホラー・ショー』脚本・作詞・作曲:リチャード・オブライエン演出:河原雅彦翻訳:高橋ヨシキ訳詞・音楽監督:ROLLY振付:MIKEY(from 東京ゲゲゲイ)出演:古田新太小池徹平ISSA昆夏美フランク莉奈峯岸みなみ東京ゲゲゲイ武田真治ROLLY岡本健一 ほか<横浜公演>2022年1月13日(木)~1月16日(日)会場:KAAT神奈川芸術劇場〈ホール〉入場料金(全席指定・税込)S席:12,500円A席:9,000円U-25チケット:6,500円(観劇時25歳以下対象、要身分証明書、当日指定席券引換 / 「パルステ!」、チケットぴあにて前売販売のみ取扱い)※未就学児の入場不可※営利目的の転売禁止<東京公演>2022年2月12日(土)~2月28日(月)会場:PARCO劇場(渋谷PARCO 8F)入場料金(全席指定・税込):13,500円U-25チケット:6,500円(観劇時25歳以下対象、要身分証明書、当日指定席券引換 / 「パルステ!」、チケットぴあにて前売販売のみ取扱い)※未就学児の入場不可※営利目的の転売禁止<大阪公演>2022年1月20日(木)~1月23日(日)会場:森ノ宮ピロティホール入場料金 (全席指定・税込):13,800円※未就学児の入場不可※営利目的の転売禁止<広島公演>公演日程:2022年1月29日(土)・1月30日(日)会場:上野学園ホール入場料金 (全席指定・税込):12,000円U-25チケット:6,000円(当日指定・要年齢証明書)※未就学児の入場不可※営利目的の転売禁止<北九州公演>公演日程:2022年2月4日(金)~2月6日(日)会場:北九州芸術劇場・大ホール入場料金 (全席指定・税込):12,000円U-25チケット:6,000円(25歳以下対象・当日座席指定券と交換・要身分証明書)※未就学児の入場不可※営利目的の転売禁止
2021年10月20日森雪之丞、河原雅彦、亀田誠治という強力なスタッフ陣で贈る、ロック☆オペラ『ザ・パンデモニアム・ロック・ショー~The Pandemonium Rock Show~』。9月の開幕を前に、キャストのひとりの水田航生に話を訊いた。今回と同じく、森が作・作詞・楽曲プロデュースを手がけた『怪人と探偵』(2019)にも参加している水田。森作品の魅力を、こう語る。「口語的ではないというか、詩的な言葉選びがとても新鮮だと思いました。作品として魅力的なのはもちろん、雪之丞さんご本人のお話がとにかく面白いんですよ。当時から雪之丞さんのロック愛は感じていましたが、それが今回もプロット段階から至るところに散りばめられていて!ただ僕は昭和ロックサウンドについてまだまだ勉強不足で、ト書きのひと言からしてわからない(笑)。なのでこれからいろいろ下調べをして、当時のミュージックシーンについて深掘りしていけたらなと思います」1966年から80年代を舞台に、昭和ロックサウンドを巡る若者たちの葛藤や成長を描き出す本作。水田は、中山優馬演じる楠瀬涼とともに、ロックバンド「THE REASON」を結成する山下勝也を演じる。「山下はバンドのリーダーで、ギタリストという役どころです。普段僕は完全に弟分キャラなんですが(笑)、今回は稽古の段階からリーダーらしく、頼りがいのある男にならないとなと思っていて。さらに客観的な目もありつつ、ロックに熱い。そんなリーダー像を意識していきたいですね」演出を手がけるのは、近年引く手あまたの河原。「河原さんの作品はいろいろ観させていただいてますが、繊細な部分はもちろんありながら、どちらかと言えば豪快なイメージの方が僕は強いです。あといつも笑っていらっしゃるイメージ。稽古場では怖いらしいですけど……。ただ僕は喧嘩上等でいく予定なので!あっ、もちろん喧嘩がしたいわけではなく(笑)、自分が腑に落ちないことを、いい子ぶって『わかりました』とは言いたくないというか。お互いに納得いくまで話し合いたいですし、そういう関係性を河原さんともつくっていけたらなと思います」さらに音楽の亀田が、公演の全楽曲を書き下ろす。「亀田さんの音楽、もう間違いないですよね(笑)。以前『カノジョは嘘を愛しすぎてる』という映画に出演した時、亀田さんが音楽プロデューサーをされていたのですが、デモの1曲目を聞いた瞬間衝撃が走って!本作の楽曲も必ずや素晴らしいものになると思うので、今から本当に楽しみです」取材・文:野上瑠美子
2021年08月03日ニューヨーク発のベーカリー&カフェ「ザ シティ ベーカリー(THE CITY BAKERY)」が、京都河原町に2021年7月14日(水)にオープン。NY発「ザ シティ ベーカリー」が京都河原町に「ザ シティ ベーカリー」は、1990年にニューヨーク・ユニオンスクエアに開業したベーカリー。創業者のモーリー・ルービンによる独創的な発想から生まれたプレッツェルクロワッサンやホットチョコレートで人気を集め、日本には2013年に初上陸して以来、大阪、東京、福岡、長野などに店舗を展開している。“京都初”の店舗として寺町通りに面した趣のある空間にオープンする「ザ シティ ベーカリー 京都河原町」は、2つのフロアから成り、1階にはカウンター席やテラス席を、2階にはゆったりと寛げるスペースを用意する。「抹茶黒豆チャバタ」「NY栗きんとん」など限定ベーカリー&スイーツも店頭に並ぶ注目ベーカリーは、京都産小麦「せときらら」を100%使用した「京バゲット」や、麹や生クリーム、京都産小麦組み合わせた「塩麹京ブレッド」などの京都河原町店限定メニュー。中でも、京都産小麦100%の生地に抹茶を練り込んだ「抹茶黒豆チャバタ」は、丹羽の黒豆がアクセントになった味わい豊かな一品だ。また、京都の栗きんとんから着想を得たモンブラン「NY栗きんとん」や、キューブ型のクッキーにチョコレートをはさんだ1口サイズの菓子「パーチディダーマ」などの限定スイーツも発売する。その他、約50種のパンやペイストリー、1日中イートインで楽しめるハンバーガーやデリプレート、季節で変わるケーキ、カフェメニューなども豊富なラインナップで取り揃える。【詳細】「ザ シティ ベーカリー 京都河原町」オープン日:2021年7月14日(水)住所:京都府京都市下京区寺町通仏光寺上ル中之町569TEL:075-606-5181営業時間:8:00~19:00※7月14日(水)は10:00オープン客席数:店内56席、テラス12席
2021年07月10日「ロック☆オペラ『ザ・パンデ モニア ム・ロック ・ ショー~The Pandemonium Rock Show』」が2021年9月18日(土)から10月3日(日)まで東京・日本青年館で、10月8日(金)から11日(月)まで大阪・森ノ宮ピロティホールで上演される。主演は中山優馬が務め、作・作詞・楽曲プロデュースを森雪之丞が、演出を河原雅彦が担当する。“昭和の音楽界”が舞台のロックオペラ「ロック☆オペラ『ザ・パンデ モニア ム・ロック ・ ショー~The Pandemonium Rock Show』」の舞台は、ザ・ビートルズの来日に日本中が沸いていた1966年から、ジョン・レノンがこの世を去る1980年までの昭和の音楽界。革命的な音楽“ロック”の魅力に取り憑かれた主人公・楠瀬涼が、友情を分かち、恋に導かれ、激動の時代を生き抜く姿を音楽と共に描き出す新感覚の音楽劇となっている。作・作詞・楽曲プロデュースに『怪人と探偵』の森雪之丞作・作詞・楽曲プロデュースを担当するのは、“作詞界のレジェンド”と称される森雪之丞。『怪人と探偵』や『ロカビリー☆ジャック』など、オリジナル・ミュージカルを立て続けにヒットに導く森が手掛ける待望の最新作だ。演出に音楽劇「グレートプリテンダー」の河原雅彦演出は、『ロッキー・ホラー・ショー』や『オリエント急行殺人事件』などエッジの効いた作品から名作まで幅広く演出を手掛け、音楽劇「GREAT PRETENDER グレートプリテンダー」の上演を控える河原雅彦が務める。東京事変・亀田誠治が音楽を担当音楽は、東京事変のメンバーでありながら、アーティストのプロデュースやアレンジなどを数多く手掛ける亀田誠治が担当する。主人公に中山優馬、ヒロインに桜井玲香主人公・楠瀬涼役にはシンフォニー音楽劇「『蜜蜂と遠雷』~ひかりを聴け~」の好演が記憶に新しい中山優馬を起用。また、ヒロインには、アイドルグループ乃木坂46一期生としてデビューし、卒業後はミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』や『ウエスト・サイド・ストーリー』など女優としても活躍の場を広げている桜井玲香が演じる。さらに、ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』『オーシャンズ11』の水田航生や、歌手・女優として活躍する玉置成実、劇団☆新感線の舞台『月影花之丞大逆転』に出演した浜中文一も出演する。<あらすじ>1966年6月30日、ザ・ビートルズの来日に日本中が沸いていた。中学生の楠瀬涼(中山優馬)は隣に越してきた“お姉さん”荒木三枝子(玉置成実)にROCKを教わり、次第に夢中になっていく。三枝子が人気のグループ・サウンズ「ザ・カニバルズ」のボーカル・野村正嗣(浜中文一)と付き合い出し、失恋をした涼はますます音楽にのめり込む。時は1973年、20歳になった涼は山下勝也(水田航生)、岡島大樹(汐崎アイル)、伊丹俊介(小松利昌)、真柳満(山岸門人)とロックバンド「THE REASON」を結成し、若者から熱狂的な支持を受けるように。そんな中、歌番組で姉妹アイドルデュオ「ウエハース」として活動する及川真実(桜井玲香)と出会い、互いに惹かれ合う。だが夢のような日々は、1980年12月8日、ジョン・レノンの射殺を契機にボロボロと崩れ落ち、やがて涼は悪夢と現実の狭間を彷徨い始めるのだった。詳細ロック☆オペラ『ザ・パンデ モニア ム・ロック ・ ショー~The Pandemonium Rock Show』上演期間・会場:・2021年9月18日(土)~10月3日(日):日本青年館・10月8日(金)~11日(月):森ノ宮ピロティホール作・作詞・楽曲プロデュース:森雪之丞音楽:亀田誠治演出:河原雅彦出演:中山優馬、桜井玲香、水田航生、汐崎アイル、小松利昌、山岸門人、野口かおる、大堀こういち、玉置成実、浜中文一 他■チケット<東京公演>チケット一般発売日:7月18日(日)10:00~チケット料金:S席 11,500円、A席 8,500円、B席 6,000円(全席指定)※未就学児入場不可。※車イスでの来場予定者は、観劇の前日までにチケットぴあインフォメーション(TEL:0570-02-9111)に連絡する。プレイガイド:・チケットぴあ:公式サイト、Pコード:506‐905、セブン イレブン(直接購入可能)・イープラス:公式サイト・ローソンチケット:公式サイト、Lコード:32320、ローソン・ミニストップ店内端末「Loppi」直接購入可能チケットに関する問い合わせ先:チケットぴあインフォメーションTEL:0570-02-9111公演に関する問い合わせ先:公演事務局(平日 10:00~18:00)<大阪公演>チケット一般発売日:8月7日(土)10:00~チケット料金:S席 10,000円、A席 8,500円(全席指定)※未就学児入場不可。※車イスでの来場予定者は、予め購入席番をキョードーインフォメーション(TEL:0570-200-888)に連絡する。プレイガイド:・チケットぴあ:公式サイト、Pコード:507-055、TEL 0570-02-9999・イープラス:公式サイト・ローソンチケット:公式サイト、Lコード:51440、ローソン・ミニストップ店内端末「Loppi」直接購入可能・CN プレイガイド:公式サイト、TEL 0570-08-9999(平日 11:00~15:00、土日祝 10:00~15:00)大阪公演・チケットに関する問い合わせ先:キョードーインフォメーションTEL:0570-200-888(11:00~16:00/日曜・祝日は休業)■全国共通チケットに関する注意事項※開演時間が変更になる可能性がある。※必要に応じて公的機関へ来場者の氏名及び緊急連絡先を提供する場合がある。※出演者が変更になる場合がある。その場合の払い戻しはできない。※公演中止など主催者がやむを得ないと判断する場合以外の払い戻しはしない。
2021年06月14日Kis-My-Ft2の宮田俊哉主演で音楽劇『GREAT PRETENDER グレートプリテンダー』が7月に東京、8月に大阪にて上演される。原作は、脚本家・古沢良太の軽妙でユーモラスな筆致で描かれた同名アニメ。「日本一の天才詐欺師」を自称するも、その実、真面目でお人好しな主人公・枝村真人(通称エダマメ)を中心にした、詐欺師たちによる騙し騙されのスリリングな“コンゲーム”は、アニメーションのアカデミー賞と呼ばれるアワード「アニー賞」でBest Direction-TV/Media部門にノミネートされるなど、大きな注目と高い評価を集めた。今回、舞台版ではアニメ1~5話で描かれる「CASE1:ロサンゼルス・コネクション」をベースに構成されるという。果たしてどのような作品になるのか、演出の河原雅彦に話を聞いた。舞台ならではの外連味のあるキャスティングで──原作アニメは舞台化が決定してからご覧になったそうですね。そうですね。もちろん楽しく拝見しましたけど、どう演劇にすると面白くなるかなという目で観てしまいましたね。──どう演劇にすると面白くなると思われましたか?まず、これは原作ものに共通する難しさのひとつですが、ファンの方は既にストーリーを知ってるんですよね。しかもこの作品は、騙し騙されのどんでん返しが肝なのに、それも知られてしまっている(笑)。──確かに。それは困りますね。ただ僕は、’19年に『オリエント急行殺人事件』というアガサ・クリスティーの小説の舞台化を演出させてもらったのですが、これもオチは有名ですよね。それを演劇なりの手法を駆使して、「話を分かっていても楽しめる舞台にする」、ということを経験しているので。だから今回もあれこれ策を講じているっていう感じです。──その策というのは、例えば音楽劇にすることなどですか?そうですね。音楽劇……実は歌うのは2曲くらいなんですけど(笑)、でもジャズを基調としたオリジナルの曲も劇伴としてつくっていただいて、生バンドの素敵な演奏がずっと鳴っているような舞台になります。あとは、美弥るりかさんにローラン・ティエリー(フランス人男性の信用詐欺師)を演じてもらったり、キャスティングにおいても舞台ならではの外連味を意識したり。あ、美弥さんについてはなんのオチもないですからね?実は女性でした! とか一切なくてガチの男性役です。──美弥さんは元宝塚歌劇団の男役スターでいらっしゃいますからイメージはしやすいですが、なにか秘密があるのかなと少し思っていました。下手に男性俳優がやってもアニメのローランには敵わないと思ったんですよ。色気×きな臭さ×アニメでしょう?そしたら美弥さんに演じてもらった方がずっとハマるような気がして。演劇ならこういうプリテンドもアリですから。仕掛けのひとつですね。演劇はアナログのインチキ──加藤諒さんが演じるオリジナルキャラクター・北大路も気になります。アニメの場合はモニターを見つめる視聴者が俯瞰の形でストーリーを追いますが、それをこの舞台に置き換えた場合、作品の中に“ストーリーを追っていく目線”が入る必要があるなと思って。それでつくった役です。まあ、他にもいろいろ舞台ならではの作戦は立てていますが、この手の娯楽作を一流のエンタメに仕上げるのは本当に骨が折れますよね。オファーを引き受けた時点で覚悟はしてましたけど。──詐欺の話でオチが知られている、という状態から面白く見せるってどういうことになるんだろうなと思います。でも意外とみんな忘れちゃうんですよ、単純に目の前で起きていることが面白ければ。結末を知っていても、そこへの行き着き方や見せ方が痛快で楽しければ、ワクワクしながら舞台に魅入っちゃう。だからそういうものの連続をつくらないといけないなと思っています。苦労するとは思うんですけど、“コーンゲームもの”と“舞台”って相性がいいんじゃないかな。だって演劇だってインチキですから。アナログのインチキ(笑)。むしろそこを活かさないと面白くはならないと思います。僕がもしこの原作を知っているうえで観に来た時に、どうだったら楽しめるか、どうだったらいい裏切りをされたなと感じられるかってことを常に意識してつくっていきたいです。これは毎回そうですが、今回は特にそうですね。どうしたらワクワクできるかなって。宮田さんは何を考えているかわからない──主演の宮田俊哉さんとは初タッグですが、どういうところを期待されていますか?音楽劇『GREAT PRETENDER グレートプリテンダー』メインビジュアルまだ一度しかお会いしていないのと、先ほどリモートで対談しただけなのですが、物怖じしないしニコニコした方だなという印象です。ただ、ずっとニコニコしているから逆に何を考えているかわからないところもあって。今回歌唱シーンがあって、その歌は宮田くんが普段歌っているポップスとは全然違う、本格的なミュージカル調の歌だよという話をしたときに、それでもニコニコしていたんです。あれで歌えなかったらとんだ詐欺野郎ですよ(笑)。そんなこともあって、僕は今、彼に興味津々です。一体どんな人なんだろうって。──どんな舞台になるか楽しみですね。そうですね。まだ全然わからないですけど、早く本読みをしてみんなの声が聞きたいし、みんながどういうイメージを作品に持ち込むのか、稽古の中で見てみたい。芝居作りは最終的にカンパニー力ですから。今回いろんなジャンルの方々に集まっていただきましたけど、まずは僕が頑張って、いいチームになったらいいなと思います。取材・文:中川實穗音楽劇『GREAT PRETENDER グレートプリテンダー』監修:古沢良太劇作・脚本:斎藤栄作演出:河原雅彦出演:宮田俊哉 / 美弥るりか / 加藤諒 / 山本千尋 / 仙名彩世 / 福本伸一 / 平田敦子 / 三上市朗 / 大谷亮介 / 他【東京公演】2021年7月4日(日)~2021年7月25日(日)会場:東京建物 Brillia HALL【大阪公演】2021年8月4日(水)~2021年8月8日(日)会場:オリックス劇場★チケットは6月12日(土)10:00より、専用URLにて一般発売開始!
2021年06月11日日本のアートフィルム界を代表する勅使河原宏監督の特集上映が6月5日(土)からシネマヴェーラ渋谷で開催される。『砂の女』をはじめ常にベストテン入りした60年代の代表作から、なかなか観る機会の少ない秘蔵短編作品まで集めた稀有な特集。没後20年にあたって企画された。いけばな草月流の創始者勅使河原蒼風の長男であり、前衛的な映画作品の監督としても活躍した勅使河原宏の、長編から短編、関連作品を集めた文字通り「勅使河原映像の全て」。安部公房、武満徹、ジョン・ケージ、そして勝新太郎といった世界のアーティストたちとのコラボレーション、多岐にわたるテーマ、前衛的な映像美は今見てもまさに「前衛」といえる。安部公房原作・脚本の初期長編がなんといってもプログラムの中核。ふたりが初めて組んだ『おとし穴』(1962)は外国映画が中心だったATGの日本映画初配給作品。ショッキングなテーマ、官能美が話題をよび、カンヌ映画祭審査員特別賞を受賞した『砂の女』(1964)、『他人の顔』(1966)。公房+勝新太郎主演という大胆な組み合わせで作られた『燃えつきた地図』(1968)。長編映画では他に、インターバルをおき80〜90年代に発表された『利休』(三國連太郎主演、1989)、『豪姫』(宮沢りえ主演、1992年)はスクリーンで見られる機会はなかなかない作品。『豪姫』ブルーレイ発売、配信もされていない。短編では、1953年のデビュー作『北斎』、木村伊兵衛や土門拳などを捉えた『十二人の写真家』(1955)、父・蒼風をテーマにした『いのちー蒼風の彫刻』(1962)などのアート・ドキュメンタリーや、70年の大阪万博の自動車館で上映された『1日240時間』(安部公房脚本、1970年)、カーレースを扱った『インディレース 爆走』(1967)といった作品も上映される。盟友勝新太郎との仕事としては、TVドラマ『新・座頭市Ⅲ』での2本、『虹の旅』と『夢の旅』の演出。東京12チャンネルで放送されたドキュメンタリーシリーズ『われらの主役 勝新太郎』もプログラムに加えられている。ゲストトークも多彩な顔ぶれが登壇する。6/5、『おとし穴』『すさのお異伝』上映後にピアニスト・高橋悠治さん(聞き手は高崎俊夫さん)。6/6、『他人の顔』終了後に宇川直宏さんと樋口尚文さん。6/12、『砂の女』の後には石井岳龍監督と長嶌寛幸さんの登壇が予定されている。「没後二十年記念 アートを越境する 勅使河原宏という天才」シネマヴェーラ渋谷 6/5(土)〜18(土)
2021年06月02日Hey! Say! JUMPの知念侑李が単独初主演を務める新作舞台、そこそこ本格ミステリ 「照くん、カミってる!~宇曾月家の一族殺人事件~」の東京公演が5月12日に開幕。併せて、演出を務める河原雅彦と知念侑李のコメント、舞台写真が到着した。本作は演劇界の奇才・河原と気鋭の脚本家・須貝英のタッグを組んだ、シリアスでありながらコメディ要素もある本格的な推理が盛り込まれた“コメディミステリ”という新ジャンルの舞台となる。本格的なストレートプレイに初挑戦となる知念の、“極度のめんどくさがり屋な探偵”というかなりクセの強いキャラクターにも注目だ。さらに、共演には岡本夏美、玉置孝匡、川久保拓司、長井短、永井若葉、シューレスジョー、カイル・カード、山本圭祐、中山祐一朗、伊藤正之、近江谷太朗、広岡由里子と、若手からベテランまで、河原が信頼を寄せるメンバーも集結。昨年公演中止が決定した際には、すでに稽古は中盤に差しかかっており、開幕を迎えられなかったことがキャスト、スタッフ全員の心残りであった。今回は一部公演がやむを得ず中止になるも、悲願の上演を迎えることができた本作が届ける舞台に引き続き期待してほしい。■演出:河原雅彦去年は延期になってしまい、今回も数公演中止になってしまったけど、おかげさまで(苦笑)たくさん稽古ができたので万全の状態です。早く観ていただきたかったので無事に幕が開けられてまずはホッとしています。公演がどうなるかわからない状態で準備を進めなくてはいけないのはしんどい部分もありましたけど、誰もそういった雰囲気を出さずにいい空気感のままで、今回のカンパニーにはとても感謝しています。あまり舞台に慣れていないはずの知念君も、初々しさはそのままに、求められたことをことごとくクリアしていってくれるので、ちっとも手がかからないすごくできる子でした!主人公の照くんは、まだ世界のどこにもない、舞台ならではのケレン味を持ったオリジナリティ溢れる若き探偵。バディを組む相方との関係もなかなかに斬新なので、そのへんも注目してもらえると。ま、なにせ「そこそこ本格ミステリ」という冠に恥じない、主にゆるーくて、時々スリリングな面白い作品が生み出せたと思っています。個人的に、企画の立ち上げから連ドラ化を視野に入れてますので。いつか夢が叶うといいんですけど。このご時世で、緊張した状態で観劇される方も多いと聞きましたが、せっかくの機会ですので、肩の力を抜いて、目一杯楽しんでもらえたら。演目の性質上、ずっと真顔で観られてると、キャストもめちゃめちゃやりづらいですから(笑)■主演:知念侑李ゲネプロまで来れたという安心と、幕が開くことの嬉しさを感じています。稽古場では、時間が空いた時にキャストみんなで年甲斐もなく遊んだりもして、楽しい稽古場でした。いろんな方から“リーダー”と呼ばれている河原さん。稽古場でみんなの士気を高めてくれて、さすが“リーダー”でした!舞台の登場人物にまともな人が誰一人としていなくて、とんでもないキャラクターばかりが出てくるのでぜひ注目して欲しいです。でも、シリアスなシーンもちゃんとあるので、そのギャップや空気感も楽しんでいただけたら。このご時世ではありますが、劇場の中では現実を忘れて、気軽に、好き勝手に楽しんで欲しいです。そうしてくれないと、僕たち泣いちゃうので(笑)。【公演概要】そこそこ本格ミステリ 『照くん、カミってる!~宇曾月家の一族殺人事件~』作:須貝英 / 演出:河原雅彦出演:知念侑李/岡本夏美 玉置孝匡 川久保拓司 長井 短 永井若葉 シューレスジョーカイル・カード 山本圭祐 中山祐一朗 伊藤正之/近江谷太朗 広岡由里子公式サイト: 主催・企画製作:東京グローブ座●東京公演公演期間:2021年5月12日(水)~23 日(日)会場:東京グローブ座チケット料金:S席 9,000円 / A席 8,000円 / B席 6,000円(全席指定・税込)※未就学児童入場不可 ※営利目的の転売禁止お問合せ:東京グローブ座 03-3366-4020※全公演中止●大阪公演公演期間:2021年5月28日(金)~30 日(日)会場:梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
2021年05月13日チューバ奏者の、ダイキチ(@kichitubaman)さんが体験した、奇跡のような実話をご紹介します。ダイキチさんが内容をTwitterへ投稿すると、「素敵」「涙が出てきた」といった声が寄せられました。チューバ奏者の男性とおばあさんの実話ある日、河原でチューバの練習をしていたダイキチさん。すると、おばあさんが近付いてきて、こう話しかけられます。「去年も、この辺りで練習をされてましたか?」※写真はイメージ前年も河原で練習をしていたダイキチさんは、ほかに近くでチューバを吹く人はいなかったので、「おそらく自分です」と答えます。すると、おばあさんは思い立ったように、メモに何かを書き出し、ダイキチさんに渡しました。実際のメモがこちら。『河原にてチューバ練習する男の子チューバに空と雲を映して』2020年1月NHK短歌大会の特選二席になるそこには、ダイキチさんがチューバを吹く姿を見て詠んだ、おばあさんの『短歌』が。そして、おばあさんは嬉しそうに「去年、ここで吹いていた君のことを詠んだ短歌が、NHKの大会で特選に選ばれたんよ」というのです!きっと、青空の下でチューバを吹くダイキチさんの姿に心奪われ、歌を詠んだのでしょう。ダイキチさんが『第21回 NHK全国短歌大会』のウェブサイトで調べてみると、本当に特選作品に選ばれていたとのこと!河原で個人練習してたら、おばあちゃんに声かけられて何かと思ったら去年もここで吹いてた君のことを詠んだ短歌がNHK大会で特選に選ばれたんよと嬉しそうに教えてくださいました、、、ありがとうございます、、こうして一人でも多くの人の心に何かを与えられる存在であり続けたいです。 pic.twitter.com/6BZr67js9V — ダイキチ@チューバ (@kichitubaman) April 11, 2021 まさか、自分の姿を詠った短歌が賞をもらい、その後おばあさんと遭遇するとは、ダイキチさんは夢にも思わなかったことでしょう。ダイキチさんの音楽から始まった、感動の連鎖。不思議な出来事に、ネット上ではこのような声が上がっています。【ネットの声】・出先で泣きそうになりました。まさに奇跡みたいな体験ですね!・おばあさんの詠んだ歌も素敵。さわやかな風と青空、そしてチューバの音色。全てが目に浮かびますね!・美しい話をありがとう。心が洗われた気がします。ちなみにこの後、ダイキチさんはおばあさんが音楽好きだと知り、松任谷由実さんの楽曲『春よ、来い』をチューバで演奏してあげたそうです。偶然が重なって起こった、感動の連鎖に心が温かくなりますね。[文・構成/grape編集部]
2021年04月13日アイドルグループ・Kis-My-Ft2の宮田俊哉が、音楽劇『GREAT PRETENDER グレートプリテンダー』の主演を務めることが24日、明らかになった。同作は古沢良太による脚本・シリーズ構成で2020年に放送されたアニメ『GREAT PRETENDER』の舞台化作。2021年にアニメーションのアカデミー賞と呼ばれる、国際アニメーション映画協会の主催アワード「アニー賞」でBest Direction-TV/Media部門にノミネートされ、大きな話題を呼んだ。疾走感ある展開と世界中を飛び回るスケールの大きさ、そして細やかでバラエティ豊かなキャラクター造形が幅広い層から熱い支持を受けている。初の舞台化となる今回の物語は、CASE1:ロサンゼルス・コネクションをベースに構成。そして、生バンドによる演奏でさらに疾走感あふれる、痛快クライム・エンターテインメントとなる。主演を務める宮田はアニメを心から愛していることでもおなじみ。2013年の舞台『キフシャム国の冒険』で舞台単独初主演を務め、久しぶりの舞台単独主演となる同作で、主人公の枝村真人(通称:エダマメ)を演じる。 “日本一の天才詐欺師”を自称するが、実は真面目でお人好しのエダマメを音楽劇として体現する。演出はストレートプレイやミュージカル、音楽劇とジャンルを問わず活躍する演劇界の奇才・河原雅彦が手掛け、古沢が監修、斎藤栄作が脚本を務める。公演は2021年7月に東京・東京建物 Brillia HALL、8月に大阪・オリックス劇場を予定している。○宮田俊哉 コメント今回のお話をいただいて、とても嬉しく思っています。舞台の主演を一人で務めるのはすごく久しぶりで、一人で背負うのでドキドキしていますが、舞台は観に行くのも自分が演じるのも好きなので、本当に楽しみです。原作の『GREAT PRETENDER』は、面白くてワクワクするところがとても好きで、僕が「面白いよ!」と勧めた友人達と皆で、ハマりました。出演のお話を伺ったとき、「僕、ローランじゃないの!?」とボケてしまいましたが(笑)、エダマメをやらせていただけるのは光栄です!エダマメは、ちゃんと芯があるな、と思います。心のある人物で、良心を感じます。物事を、“良いか悪いか”ではなく、“目の前の相手に対して、親切かどうか”というのが判断の基準になっているような、印象があります。僕も似たところがあるので、とても共感できます。あとはグループ内での立ち位置が似ていますね。僕もメンバーによくいじられるので(笑)。このコロナ禍で、ファンの皆さまと中々お会いできていないので、この舞台でお会いできるのが本当に楽しみです。原作ファンの方にも、楽しんでいただけるよう、精一杯頑張ります!○河原雅彦 コメント騙し騙されの応酬が飛び交うこの作品は、いわゆる“コンゲームもの”で、どっちに話が転ぶか分からないスリリングな展開が魅力。そんな場合、一番の肝は登場人物たちのキャラクターに尽きるわけですよ。宮田くんとは初めてのお仕事になりますけど、『日本一を自称するも、てんてこ舞いに振り回されるダメダメな詐欺師』って主人公にピッタリのような気がして。あ、これ別にディスリじゃないですよ? 主人公のエダマメは、キめるところはビシっとキめるし。僕がアニメ原作を舞台する際、常に心掛けていることは、演劇の強みを最大限に活かすこと。ストーリーをなぞるだけじゃ意味ないですからね。今回の舞台化にあたっても、舞台オリジナルの重要な役どころを足させてもらったり、ミュージカル要素までちょっぴり足させてもらいました。欲張りすぎですかね??ま、ちょっとやってみます。(C)WIT STUDIO/Great Pretenders
2021年03月24日