くらし情報『あのスリリングな舞台がパリ公演を経て東京へ凱旋』

2014年10月20日 10:55

あのスリリングな舞台がパリ公演を経て東京へ凱旋

あのスリリングな舞台がパリ公演を経て東京へ凱旋
世界的演出家兼パフォーマーであるロベール・ルパージュの戯曲を吹越満が独自の視点で演出、2012年の初演時に高い評価を得た『ポリグラフ』。その再演が10月19日、東京で幕を開けた。キャストは吹越と、映像に舞台にと幅広く活動を続ける太田緑ロランス、そしてダンサーであり俳優としても活躍中の森山開次という、初演と同じ3人。前回の稽古時には「映像を編集するように場面ごとを作り、それを構築していった」と吹越が語る本作が、今回はどんな表情を見せるのか。残暑が残る先月、稽古場の3人を訪ねた。

舞台『ポリグラフ-嘘発見器-』チケット情報

物語はカナダの都市ケベックを舞台に、駆け出しの女優ルーシー(太田)と犯罪学者デイヴィッド(吹越)が地下鉄の飛び込み事件をきっかけに親しくなるところから始まる。ルーシーの友人でウェイターのフランソワ(森山)の店に出かけたふたりだが、デイヴィッドは以前関わったポリグラフ(嘘発見器)のことが、ふいに頭をよぎる。3人の関係が奇妙にねじれてゆくにつれ、かつて起きた凄惨な殺人事件が浮かび上がる。
点と点が線になってつながったとき、そこに現れたものとは…。

初演の舞台では〈ソロアクトシリーズ〉で身体表現を探求してきた吹越らしく、3人の身体能力を最大限に生かすような動きと計算され尽くした映像や照明とが共鳴し、スリリングな舞台を作りだしていた。

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