佐々木蔵之介と國村隼が挑む『ショーシャンクの空に』
生涯の1本に挙げる人も多い名作映画『ショーシャンクの空に』。映画と同じくスティーヴン・キングの中編小説『刑務所のリタ・ヘイワース』を原作に、2009年にダブリンで初演され、その後ロンドンで上演された舞台『ロンドン版 ショーシャンクの空に』がいよいよ日本に初上陸する。主演する佐々木蔵之介と國村隼は、今どんな思いで作品に向き合っているのか、話を聞いた。
『ロンドン版 ショーシャンクの空に』チケット情報はこちら
恐怖と暴力が支配するショーシャンク刑務所を舞台に、希望と絶望、そしてふたりの囚人の友情を描き出す物語。映画でもよく知られる作品に挑むことについて佐々木は「まず戯曲がとても魅力的ですし、多くの方が知っている作品に出演できるということは嬉しい。演劇作品を観たことがない方でも、あの作品だったら知っている、と劇場に来ていただける可能性があるので」とその意義を語る。
佐々木が演じるのは妻とその愛人を殺害した罪で収監された元銀行家アンディ。アンディは理不尽な状況下でも希望を持ち続ける男だが、佐々木は「実際稽古場で肉体的に殴られ蹴られ…を体験すると、原作や映画で感じた以上にアンディの置かれた理不尽さを感じています。