ビートたけしの家族を描いた人気舞台『菊次郎とさき』が、1月3日に開幕。9日からは、東京・EX THEATER ROPPONGに会場を移し、上演をスタートした。
舞台『菊次郎とさき』チケット情報
同作は、ビートたけしが自身の少年時代を背景に両親を主人公にして描いた同名小説。2001年に放送されたドラマが人気となり、3度にわたり連続ドラマでシリーズ化。そして2012年、ペンキ職人の父・北野菊次郎(陣内孝則)、母・さき(室井滋)、隣に住む大工の谷口小五郎(梨本謙次郎)、その妻・かつゑ(濱田マリ)のドラマと同じキャストにより舞台で復活。今回が舞台版の第2弾となる。
今回は、ビートたけしが新たに提供したという、北野一家を巻き込んだ“東京オリンピック騒動”がベースとなった物語。時は東京オリンピックの開催が決まった5年前の昭和34年。
日本中がオリンピック・フィーバーで盛り上がる中、北野一家が暮らす下町・足立区梅島にもその波が押し寄せる。道路の拡張工事の計画が持ち上がり、莫大な立ち退き料が入ることに。これで貧乏暮しから抜け出せると喜ぶが…。
口が悪くて意地っ張り、酒を飲んでは大暴れする、家族の中で浮いた存在である菊次郎と、そんな亭主に泣かされながらも、悪態をつき4人の子どもたちをしっかり育てるさき。