(森山)。「この国を変えようとする政治家の犬養舜二を演じています。とてつもないカリスマ性を持ち、恐ろしく長い演説の台詞があって大変ですが、今の僕だからこそ挑める役だと感じていて、ものすごく楽しんでいます」(土屋)。「僕は緒方という犬養を守る立場で、真っ直ぐゆえに悩み苦しむ役ですが、犬養のパワーに負けてないよう、揺らがない己を表現したいです」(鷲尾)
静謐かつスタイリッシュ、緻密な鈴木勝秀の演出は彼らに新たな風を吹き込んでいる。
「スズカツさんにお願いしたいと言い出したのは僕です。これまでの*pnish*とはちがった経験ができるかもしれないと思ってのことでしたが、実際に稽古場がとてもクリエイティヴで演劇的で、すごく新鮮です」(土屋)。「僕ら4人だとつい遊んでしまいがちで、それが悪いとは思わないけれど、スズカツさんの稽古は一回、一回がものすごく濃密ですごくドキドキする。この緊張感はとても好き」(森山)。
「僕らを細かく見てくれて、ていねいに組み立てていくので、ああ、芝居ってこうやって創るもんだったな、と改めて思える時間を過ごしています。原作を好きな方、漫画を好きな方、どの方向からでも楽しめる舞台になっているので楽しみにしていてください」