村井良大&堂珍嘉邦&ユナク、2015年版『RENT』に自信
HIVとかLGBTとか、あまり知られていない世界だから、気になる。でも実はそんな遠いものじゃないよ、と。しかも曲もいい、キャラクターもみんなそれぞれパワーがあるし個性的。色々楽しめる」と話すのはユナク。堂珍は「この作品は、自分たちはいつ死んでしまうかわからないということや、自分に対しての葛藤が描かれている。つまり自分に向き合うということ。結局、お芝居をする時や歌を歌う時は、自分の人生を振り返って、その中から爆発させるしかないんです。でも作品を作る上で、ここまで自分の歩んできた道と向き合うことって、なかなかない。
だから、この作品は良いんじゃないかな」と話した。
そんな彼らは現在、絶賛稽古中。カンパニー全体の雰囲気について訊くと、揃って自信の表情を浮かべた。「『RENT』初めての人から2回目、3回目の人、色々いるけれど、今回はそれぞれが“満を持して”挑んでいる感じがする。みんなが円熟してきている」と堂珍が言えば、村井も「確かに。前回出演していた人だけでなく、みんながちょうどいいタイミングで集まった。僕も今回翻訳ミュージカルの出演は初めてなんですが、ここでミュージカルに挑戦することは年齢的にもひとつのステップアップになるし、逆にいままでの舞台で培ってきたものをここにぶつけられると思います」