まさに、Jリーグ王者を決めるにふさわしい90分間だった。12月2日、『明治安田生命2015Jリーグチャンピオンシップ(CS)』第1戦は年間1位のサンフレッチェ広島が年間3位のガンバ大阪のホームに乗り込み、アディショナルタイムの2得点で3-2という劇的な逆転勝利を掴んだ。
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過去の『CS』を振り返ると、第1戦に勝利したチームが7回中7回、つまり100%の確率で優勝を果たしている。しかも、広島はアウェイゴール3を稼いでいる。ホームで迎える『明治安田生命CS』第2戦を残し、広島が絶対有利である。
12月5日(土)の第2戦では、G大阪は2点差をつけて勝利しなければ優勝には届かない。パトリックや宇佐美貴史、倉田秋らアタッカー陣はもちろん、中盤の要・遠藤保仁や左・藤春廣輝&右・米倉恒貴の両SBはリスクを負ってでも前掛かりにならざるを得ない。G大阪が前へ出れば出るほど、広島の思う壺である。
2ndステージ王者はJ1最少失点・最多得点を誇っている。自陣に引いてしっかり守備ブロックを形成し、相手ボールを奪えばショートカウンター一閃。