そういうさまざまな要素がひとつの作品の中にバラバラになって入っているのが魅力だと感じるんですね。それをミュージカルでやっているのがすごく特徴的で、この作品ならではだなって思うんです。キャストのみなさんにはパワー、エネルギー、テクニックが要求される作品です。1曲やるとみんなヘロヘロになりますから、そこを見て、どれだけみんなが命を削ってやってるか観ていただければ」と話した。
曲は『嘘の仮面』、『その目に』、『時が来た』の3曲を披露。『嘘の仮面』は、多くのキャストが参加するダイナミックなナンバー。『その目に』はルーシー役の濱田とエマ役の笹本のデュエットナンバー。3曲目『時が来た』は本作を代表する楽曲であり、石丸のソロ曲。
抜群の歌声やダンスに観客は大興奮だった。
最後にキャストたちから挨拶があり、石丸は「その都度、新しいものをやろうとスタッフ、俳優みんなが思いを持っている稽古です。以前にご覧になったことがある方もきっとそれとは違う2016年版が出てくると思いますので、楽しみにしていてください」と話した。『ジキル&ハイド』は3月5日(土)から20日(日)まで東京国際フォーラム、3月25日(金)から27日(日)まで大阪、4月8日(金)から10日(日)まで愛知にて上演。
取材・文:中川實穗
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