和太鼓を打ちながら、どういう振付なら踊りになるのか。例えばエグザイルさんのダンスのかっこよさを和太鼓に取り入れることはできないかとか、試行錯誤しながら挑戦しているところです。作品は毎年作り変えていますが、かなりガラッと変わる年があるんですよ。今年の新作はたぶんそうなると思います」(岸野)、「私もこれまで打つときの動きは意識してきましたが、それは“きれいに見せる”という部分。今回はそれだけでなく、女性の優雅さの中に、リズミカルで楽しくって、わあ素敵!っていう華やかさがある打ち方に編み出したいですね。和太鼓をつかった新しいジャンルを作るという気持ちで作品作りをしています」(西)
TAOが新しいことに挑戦し続けるのは、ブロードウェイをはじめ世界レベルで認められるパフォーマンスを目指すからこそ。「いま日本各地の祭りを盛り上げている若者たちともTAOは交流をもっていますが、彼らは本当にかっこいい。しかし、今年オフブロードウェイ公演を実施して改めて思いますが、もうひとつ足りないんですよね。
TAOも含めて、もうひとつ上のレベルに行くことができると世界に負けない作品ができる。そう思うんです。それを信じてやる。