藤原道山
純邦楽のみならず、さまざまなジャンルとのコラボレーションで新たな時代を切り開いている尺八奏者の藤原道山と、5オクターブのマリンバを自在に操り、唯一無二の世界観を聴かせるSINSKEがスタートさせた“尺八とマリンバによる世界最小-オーケストラ”。今年で5周年を迎え、現在は初のヨーロッパ公演を含むアニバーサリー・ツアーを開催中だ。
チケット情報
打楽器でありながら和音も出せ、メロディも弾けるマリンバ。そして“息・指・首”それぞれの加減による組み合わせ、あるいは楽器そのものの持つ個性や奏者のコンディションによっても無限に音色が変わる尺八の競演は実に魅力的。今や全国各地で完売続出の人気公演となっている。
そもそもの出会いは10数年前。テレビ番組での共演がきっかけで、その後とあるパーティーで主催者から“尺八と洋楽器で『BOLERO』を演奏してほしい”との依頼があり「この組み合わせなら絶対にイケる!と思って声を掛けたのがSINSKEさんでした。ただ単に、楽器と楽器の組み合わせが面白いから演るのではなく、この人の音楽が面白いから一緒に演ってみたい。
そう思ったんです。彼の出してる音や音楽性、それからマリンバの新しい世界をどんどん広げていきたいという“想いそのもの”に共鳴した部分が大きいかもしれません」