「本当に幸せになれる作品!」霧矢&真飛のWイライザ再び
霧矢、真飛はともにくるくると表情を変えるキュートなイライザで、目を離せない可愛らしさ。演出のG2が「ふたりとも3年たった今も、いやむしろ今の方がとてもキュートな魅力を備えている」と太鼓判を押すほどだ。ヒギンズ教授に扮する寺脇の、“カッコいいがどこか変わり者”感も微笑ましい。アンサンブルのコーラスワークも美しく、長く愛される作品はやっぱり名作である、ということが実感できる。
公開稽古後に行われた会見では、寺脇が「3年前と同じことをなぞるのではなく、より今の感覚を大事に、そして人間関係の深みをもっと出していこうとしています。イライザとヒギンズの関係も、ふたりだけが上手くいっておらず、お客さんから見れば「アンタたち好き同士なんでしょ!?」という感じで、より共感して観ていただける(笑)」とアピール。オードリー・ヘップバーンのあたり役に挑むイライザ役のふたりは、オードリーへのライバル心を問われ「私たちに出来るイライザを目指すしか…(笑)。あちらは世界の恋人ですから。
私たちは日本で頑張ります」(霧矢)、「地道にコツコツと…ですね」(真飛)と苦笑しながらも、「『マイ・フェア・レディ』って本当に幸せな気持ちになるな、と感じていただける舞台を全員で作っていきたい」