青竹チーム
歴史朗読劇『僕とあいつの関ヶ原』『俺とおまえの夏の陣』が、7月7日に開幕する。シリーズ3回目となる今回は『僕とあいつの関ヶ原』2チーム、『俺とおまえの夏の陣』1チームの計3チームで上演される。
公演チケット情報
各チームの稽古場に潜入した。
まず、戦国時代の終焉をもたらした“関ヶ原の戦い”に向け、徳川家康と石田三成が率いる軍の武将の駆け引きや葛藤を描いた『僕とあいつの関ヶ原』。演じるのは荒田至法、尾関陸、黒羽麻璃央、染谷俊之、松田凌による【紫陽花チーム】と、猪塚健太、尾関陸、西川俊介、松田岳、矢部昌暉(DISH//)による【青竹チーム】の2チームだ。
印象的だったのは、島左近と女性・染音を演じる荒田(紫陽花チーム)、松田岳(青竹チーム)だ。同じ本でここまで変わるかというほど役の印象が違う。その両チームで松平忠吉役の尾関も、同じ役、同じ台詞でありながらもやはり演じ方が違っている。
“チームで作る”ことがよくわかり、同じ脚本を2チームが演じる楽しさを感じた。さらに紫陽花チームでは、三成と家康のどちらにつくか悩み、侍女・染音との恋も捨てられない小早川秀秋を演じる松田凌の“ヘタレ”な姿は新鮮。