浅田次郎、自作の宝塚での舞台化に「躍り上がって喜んだ」
予測できないところが難しくもあり、それが上手くいったときの楽しさ、嬉しさがある。大劇場でコメディ作品に挑戦できるのがとても楽しみ。この素晴らしい小説を皆さまに喜んでいただける舞台としてお届けしたい」と意気込む。
その朝夏扮する北白川右京を見た浅田は「私はわりと地味なのですが、作家は本当はこうでなきゃいけない!すごく羨ましい。こういう作家に早いうちになっておけばよかった。デビューした時にカツラを被っておくとか、もっと派手なファッションにするとかすれば、私の方向も違ったのかも」と後悔しきり(?)だったが、「実は宝塚の舞台を観たことがなかった。ミュージカルが好きなので興味があったのですが、どうも男ひとりで行くのが気が引けて…。今回望外なことに『王妃の館』の舞台化ということを訊きまして、躍り上がって喜んだ」とのエピソードも。
また作中で弱小旅行代理店の女社長・桜井玲子に扮する実咲は、今回が退団公演となる。「今日このように舞台でパフォーマンスをし、コメディの難しさを感じました。最後の公演となりますが、課題はたくさんある。新しい自分をお見せできるよう頑張りたい」と意気込みを語った。
後半のショー『VIVA! FESTA!』は世界各地のFESTAをテーマにしたスーパー・レビュー。