フライングはなかったけど、自分でジャンプして客席を駆け回って(笑)。だから今回、ディズニー・オン・クラシックに出演が叶い、とても嬉しいです。シンフォニックオーケストラとの共演も初めてなんです」と、目を輝かせる。
そんなハーマンの魅力をケリーは「彼女は私の娘と同じくらいの年齢なんですよ。曲覚えも早いし、オーケストラ越しに指揮者とコミュニケーションを取る能力も高い。声域がアルトで、アルトヴォイスとしての美しさが際立っているのも特長です。とても才能がある歌い手ですよ」と教えてくれた。
さて、毎回、コンサートの第二部でディズニー作品のひとつをフィーチャーするこのコンサート。
今回は『塔の上のラプンツェル』の物語と音楽が、スクリーンの映像と共に楽しめる。ハーマンが演じるのは、ヒロインのラプンツェルを閉じ込める育ての母親ゴーテル役。
「ゴーテルはマニピュレーター(操る人)のような役どころで、チャーミングだったり、悪役っぽかったり、コミカルだったりする。それを表現するには、アルトだけでなくソプラノ的な声から醜い声まで幅広く表現しなければなりません」とハーマン。
さらに、ディズニー・オン・クラシック15周年の今年ならではの趣向も。