くらし情報『松雪泰子ら7人でひとりの女性作家を表現』

松雪泰子ら7人でひとりの女性作家を表現

松雪が演じるのは、“死の魅力について”語る「影の部屋の女」だ。ほか全7部屋の女たちが、作家ネリー・アルカンが小説にぶつけた、女であることへの戸惑い、怒り、コンプレックス、生きていくことの辛さ、悲しみ、無力感と孤独を表現することになる。しかも、自身がコールガールだった時代のことを語った作品もあり、その精神性は複雑かつ激しい。それらすべてを引き受けて死に向かう部分を担うことになる松雪。「最終地点として、どのような時間を経て、どういう精神状態になっているのか、今は想像がつきません。でも、難易度が高いからこそ楽しめるかなと思っていますし。俳優って、そういう人間の深層心理や感情に向き合わざるを得ない仕事なので。苦しいでしょうけど逃げ出さずに、自分のことも含めて改めて見つめ直せたらとは思います。
怖いですけどね(笑)」

ネリー・アルカンについては、9月のデビュー作『Putain』の出版、10月公開の半生を描いた映画『ネリー・アルカン愛と孤独の淵で』でも感じることができる。舞台はその後に上演される。「ほかの共演者の声しか聞こえない中で、俳優同士が互いのバイブレーションをいかにつなげられるか。そしてそのバイブレーションをぜひ客席と共有できたらと思います」

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