くらし情報『宝塚で『ポーの一族』。その美しさに萩尾望都も「言葉にならない」』

2017年11月17日 17:00

宝塚で『ポーの一族』。その美しさに萩尾望都も「言葉にならない」

宝塚歌劇花組『ポーの一族』制作発表会見より。明日海りお

宝塚歌劇花組『ポーの一族』制作発表会見より。明日海りお


宝塚歌劇団花組が、漫画史上に残る傑作『ポーの一族』の初の舞台化に挑む。11月16日、原作の萩尾望都も臨席する中、制作発表会が開催された。

宝塚歌劇花組『ポーの一族』 チケット情報

永遠に年をとらず、哀しみをたたえつつ時空を超え旅を続けるバンパネラ“ポーの一族”の姿を描いた物語。会見冒頭ではエドガー役の明日海りお、シーラ役の仙名彩世、アラン役の柚香光が劇中歌2曲を披露。幻想的なパフォーマンスで報道陣を魅了したが、原作の萩尾も「この世のものとも思えぬものを見て、頭がどこかへ行ってしまった」と感激しきり。特に花組トップスター、明日海が扮するエドガーには「心臓がバクバク(笑)。
言葉になりません」と絶賛の言葉を惜しまなかった。

一方で原作者を前に劇中の登場人物に扮した明日海は「漫画のキャラクターを立体にしてしまうという、ことの重大さを感じ緊張しました」と語り、「先生の描かれる絵の表情、目の寂しさ、結んだ口の薄さ、後頭部に感じるオーラ……エドガーの存在すべてに魅力を感じています。稽古場でエドガーと呼ばれて「はい」と返事することすら恐れ多いほど特別な役。

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