、“過去”の神の岡、“未来”の神・坂元が登場。宇宙の創世を壮大なスケールで歌い上げる。傍らで何かの始まりを暗示するかのように、激しく踊り続ける大貫の姿が印象的だ。
続く『星たちの鼓動』は、湖月、水、蘭乃、舞羽らが腰を低く落とし、指先をつまむようにして踊るインド舞踊の型を取り入れたダンスで、星々の誕生を表現。ガムランの音が高まってゆくなか、『星の一生』の場面へとなだれ込む。男性キャスト陣も合流し、最高潮に達したところで突然音楽がやみ、春野寿美礼(スペシャルゲスト)が現れた。星々に語りかけるような春野の歌声が静寂の中に響く。
公開稽古の最後は、『銀河の回転』の場面だ。
彩吹真央(スペシャルゲスト)が、銀河の頂点に君臨する太陽について語ると、岡の歌、大貫のダンス、湖月ら他のキャストも次々に加わり、太陽と、その周りを公転する惑星をダンスで表してゆく。いずれも主演級のキャストだけに、その迫力は圧巻のひと言だ。ゲネプロ後の囲み会見では、謝と姿月、湖月、水が登壇。「人々が忘れてはいけないことを、私たちなりに伝えられる作品」(姿月)、「宝塚OGの踊りに、男性キャストの力強さが加わったショー」(湖月)、「謝先生らしい生命賛歌の物語」