平野綾、舞台『モーツァルト!』でNY仕込みの歌声披露
平野綾撮影:黒石悦子
幼少期より神童と崇められた天才音楽家、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの歓喜と苦悩に満ちた35年の生涯を鮮烈に描き出す、ミュージカル『モーツァルト!』が4年ぶりに上演される。『エリザベート』で火がついたウィーン・ミュージカル人気を不動のものとした記念碑的作品。以降も日本では、脚本・歌詞ミヒャエル・クンツェ、音楽・編曲シルヴェスター・リーヴァイ、演出・訳詞小池修一郎という黄金トリオが数々のヒット作を量産する。昨今のミュージカルブームの先駆けとなった名作が初演から16年を経て新演出版として登場する。
ミュージカル「モーツァルト!」チケット情報
美術、音楽、脚本がブラッシュアップされる中、主演には山崎育三郎とのダブルキャストで新顔の古川雄大が大抜擢。その妻コンスタンツェには前作からの続投で平野綾、さらに生田絵梨花、木下晴香の若手ふたりが初役で挑む。演出の小池から「若手ふたりの見本となるように」と託されたという平野は「期待に応えたい!」と気合い十分だ。
平野は東京児童劇団の出身。
アイドルや声優の活動を経て、近年は舞台女優として着々と評価を高める。『レディ・ベス』『レ・ミゼラブル』『ブロードウェイと銃弾』など出演作も幅広く、とりわけ小池修一郎、福田雄一演出作への出演が続く。