のテーマ曲が!もう、幕開けから気分はアガりまくりだ。
セリフや効果音などはそのままに、音楽部分だけ切り取るという最新のデジタル技術によって誕生した「シネマ・コンサート」。今回、東京フィルハーモニー交響楽団を指揮するのは、ニコラス・バックだ。オーストラリア出身の多才な音楽家は、スクリーンに映し出される映像とオケを見事にシンクロさせる。
何度見ても興奮する『スター・ウォーズ/新たなる希望』の映像だが、生演奏のライブ感により、ジョン・ウィリアムズの音楽がいかに素晴らしいかを改めて知ることになる。聴いただけで心が高揚するメイン・テーマも、ダークで不敵なスケール感が圧倒する帝国のテーマ(ダース・ベイダーのテーマ)も、なんと壮大で繊細な楽曲か。
6月29日(金)に映画『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』が公開される。まだルークと出会う前の、銀河一のパイロットを目指す若きハン・ソロを描く作品だ。
その後半で、ミレニアム・ファルコン号の操縦席に座るソロとチューバッカというおなじみの絵が出来上がった瞬間、流れるテーマ曲。涙が出そうなほど憎い演出に、「スター・ウォーズ」の音楽の力を改めて知ることになる。