鴻上尚史の注目の新作舞台! 中村雅俊が結婚詐欺師役に初挑戦!!
中村雅俊 撮影:石阪大輔
作・演出が鴻上尚史、作詞・音楽監修が森雪之丞の豪華タッグで贈る新作舞台「ローリング・ソング」。転がり続ける人生の中で、胸の中に鳴りやまない音楽への夢を、三世代の男達があがきながら歌い上げていく物語だ。20代のミュージシャン役にはジャニーズの中山優馬、40代の元ロッカーにして現在は納豆売りの男役にはロックバンドMICHAELの松岡充を各々キャスティング。そして、60代の結婚詐欺師役を演じるのが、日本を代表する俳優&歌手の中村雅俊だ。
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中村が鴻上の舞台に出演するのは約10年ぶりだという。「お互いの舞台やライヴをよく行き来して、一緒にやろうとずっと言っていたので、遅いよという感じ(笑)。鴻上さんの舞台は、前回の『僕たちの好きだった革命』もそうでしたが、実にきめ細やか。台詞にふさわしいキーの高さ、メロディ、ニュアンスなどが細部まで的確なんです。
さらに全体を見渡し、観客を一瞬たりとも飽きさせない構成力を備えているのも素晴らしい。今回は稽古の度に台詞に直しが入っていて、鴻上さんの真剣さがひしひしと伝わってきますね。詐欺師役はこれが初めてですが、俳優の演じる仕事と共通する部分もあり、台詞を本音か嘘かわからなくなる瞬間があるのが面白い」