ゴジゲン10周年公演はこれまでにないハッピーエンドに!
と振り返る。だからこそ「今あの作品のテーマをもとに、みんなの言葉や声を聞いてつくろうと思いました。別の作品にしようと思ったので、映画はタイトルを変えてつくって。舞台ももともと『極めてやわらかい道』を再演しようという思いではいたのですが、自分はもう7年前とメンタルが乖離しているし、なんなら映画を撮った去年と今でもけっこう離れている。なので完全な新作として、より愛について突き詰めるものになると思います」。そんな本作について目次は「作品のテーマは愛や恋ですが、僕らの価値観が『極めてやわらかい道』の頃と今で全然違うんですよ。同じ愛でも、今は周りに既婚者も増えて、その子供もいて、人間愛に近いものが育っている。松居くんのつくり方は、出演者それぞれの恋愛観や人生観が作品にかなり反映されるので、今から“どんな話になるんだろう”と楽しみです」。
ただすでに決まっているのは、松居はずっと抵抗があったという“ハッピーエンド”。「ドラマ『バイプレイヤーズ』(メイン監督 松居)を経験して、みんなに愛される作品にすることをカッコいいと思うようになりました」と明かす。10周年公演について「僕らふたりのままだったら普通に本公演をするだけだったと思います。