舞台『命売ります』東啓介×上村海成「今やる意味があると思う」
その中でこうやっていろんな人がいるのを見ると、そんなに縛られなくていいんじゃないかと思ってもらえるんじゃないかな」。
東が演じるのは羽仁男、上村が演じるのは母親のために羽仁男の命を買いに来る高校生・井上薫。役について東は「実はもともとテニスのインストラクターになりたかったのですが、それが怪我でできなくなってしまったときに“今までの時間ってなんだったんだろう”“自分が生きている意味ってなんだろう”と考えたことがあります。僕はそこで芝居というやりたいことを見つけたのですが。誰もが1度は死にたいとかもう嫌だとか思ったことがあると思うので、今回はそこから考えていければいいなと思っています」、上村は「僕の役は、すごく素直にお母さんのためにやっているのですが、それがまっとうじゃなく感じられるほどの真っ直ぐさなので。そうなるくらいに自分も役に没頭していかなければと思っています。真面目な中にも怖さを孕んでいる。簡単には演じられない役だと思います」。
人気2.5次元作品やミュージカル作品で次々と主演を務める東、NHK連続テレビ小説『半分、青い。』で主人公の弟・楡野草太役でも注目を集める上村。若手として伸び盛りのふたりが、今作では手練れのキャスト陣にズラリと囲まれる。