スフレのような世界観が現実逃避にぴったり。『TOP HAT』製作発表レポ
特に高速ステップは激しくもあり、その激しさを表に出さず軽やかに表現したい」と意気込んだ。
デイル・トレモント役の多部未華子は「今年の初め、オーディションを受けました。決まってからは不安、自信のなさ、怖さなど、今もネガティブに(笑)。デイルは1番感情が揺れ動く人物。その感情の流れに沿って、歌や振付が付いているので、トータルで表現したいです」と心情を吐露。
屋良朝幸はアルベルト役について「情熱的で自分が大好きな男。この仕事をする上でナルシストな部分は多少なりともあるので、その部分を存分に大きくして、人物を作りたい」。マッジ役の朝海ひかるは「本読みでテンポが大事だと感じました。
セリフがとても楽しいので、言っていると興奮する感じ」、マッジの夫ホレス役の益岡徹は「結婚したことで何かが終わった気持ちになっている男。マシューが作品の世界観を“スフレのように”と喩えたような、軽やかで空気がたくさん含まれていて柔らかでふわっとした感じを伝えたい」。執事ベイツ役の浅野和之は「相手の心を読むことに長けた、パーフェクトな執事。衣裳を変えて5役ぐらいを演じます」と語った。
坂本と多部はふたりの呼吸の合い方について聞かれ、坂本は「多部ちゃんはマイペース。