新世代の最強ギターカルテット!24本の弦が紡ぐスペシャル公演!!
結成から最近までの私たちは、同じくヨークが編曲したビゼー『カルメン』を弾いていたのですが、『くるみ割り人形』の方が難易度が高く、高度なアンサンブルが求められるんです。例えば、主旋律と伴奏が次々に入れ替わったり、同じ旋律を2~3人で分けたり、スピードが速かったりと大変ですが、とてもやりがいがありますね」
そしてもうひとつ楽しみなのが、後半のラストに置かれた「タレガ・ギターカルテット セレクション」。松田は、その概要や他の演目を「4人それぞれに短いソロを弾いた後、私たちが編曲した“ある名曲のカルテット版”で終わる予定です。他にも、アルベニス『セビーリャ』やボロディン『だったん人の踊り』のカルテット版。さらにウィーン留学組の葵姫ちゃん&岡ちゃんと、フランス留学組の真ちゃん&僕に分かれてのギターデュオなどもあるので、ご期待ください!」と説明する。
パートを固定せず、曲によって入れ替わるTGQ。その意図や特長を徳永に尋ねたところ、「ギターカルテットは弦楽やサックスカルテットと違い、4人が同じ音域の6弦のギターを演奏します。それを生かした響きの美しさや、オリジナル作品、アレンジなどに、この編成ならではの面白さがあると思います。