くらし情報『ソニン、王妃と対立する“革命ヒロイン”を熱演!』

ソニン、王妃と対立する“革命ヒロイン”を熱演!

「演出家ロバート・ヨハンソンから、マルグリットには民衆の一員としてお客さまを連れて、一緒に(物語世界を)旅してほしいと言われました。架空の人物ですが、当時の貧困にあえぐ民衆のリアルも表現しなければならないので、難しい。ずっと憎しみの負のオーラをまとい、幸せの瞬間が1ミリもない役なので、休日にはなるべく太陽の光を浴び、塩風呂に入るなどして邪気を払っています(笑)。普段の私は“人を許すこと”をモットーにしているので、自分と真逆の役を演じるのは本当に大変で。でもそれくらい入り込めているということでもあるので、素敵な役をいただいて役者としてはとても充実しています」。

「マリーは革命の犠牲者だった」というかつてない視点で紡がれる本作。新たなマリー像との出会いも見ものだが、同時に優れた芸術がそうであるように、さまざまな解釈ができる“幅と隙”があるのも本作の魅力と語る。「ふたりの女性の物語でもあるので、特に女性のお客様は、マリーとマルグリットが互いに目を背けられない状況にあるのが分かるから、感じ入って心揺さぶられるようです。
私の友人も『ミュージカルでここまで大泣きしたのは初めて』とパンパンに目を腫らして楽屋を訪れて、私の顔を見て再び泣くという(笑)。

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