2019年2月4日 19:03
花組・明日海りおが『CASANOVA』で「男役冥利につきる役」
本作では『太陽王』『1789-バスティーユの恋人たち-』『アーサー王伝説』などの楽曲を手がけたドーヴ・アチアを迎え、“祝祭喜歌劇”として華やかで楽しく、ちょっぴりコミカルに描かれる。「この作品では、女性との関係が入り乱れるラブストーリーというよりも、牢獄に送られてしまっても“こんなところで人生を無駄に過ごしていられない!”と脱獄して、また懲りずに新しい恋に向かっていくような、とてもアグレッシブでどこかピュアさもある人物として描かれています。アチアさんの曲はロックでありながらちょっと懐かしくて粋で、お客様にもきっと覚えていただけるようなメロディ。特に前半はミュージカルナンバーが続くので、楽しんでいただけると思います」。
本作で退団するトップ娘役・仙名彩世が演じるのは、修道院での行儀見習いを終えたばかりのヴェネツィア総督の姪、ベアトリーチェ。カサノヴァの運命を大きく揺り動かす女性だ。「(仙名は)最近は大人っぽい、しっとりとした芯のある女性の役が多かったように思いますが、今回は思ったことをすぐに口に出したりするような、ちょっと強気な女性。カサノヴァが初めて出会うタイプで、ベアトリーチェとの恋がどう展開していくかというのも見どころです」。