と出演を決めた。作品について「えのもとぐりむという人間の心の闇を具現化している。人生削りながらつくっているところに共感します」と魅力を説明する。
物語は、東京から沖縄に向かうフェリーの客室フロアでシージャック犯と乗客たちの攻防が描かれる。清水は自身の役・瀬美について「死を背負った人。今、それほどの覚悟で生きてる若者はどれくらいいるのかな。この時代の若い人に観てほしい」とまっすぐ語る。逃亡中のヤクザ役の宮迫は「昔ちょっとしたトラブルで追いかけられた経験があるので、思い出して演じられたら(笑)」と過去を振り返る。
えのもとはふたりを「宮迫さんにはユーモラスな部分と、お笑いの時にはない人間の深さがあって、特別な存在。一輝は多種多様なキャストを集めるプロデューサーとしての勢いが芝居にも出ている。ただ今回は熱いだけじゃなく、静かに心に響く抑えた演技を努めているので挑戦だね」と評する。
稽古場ではYouTuber、芸人、タレント、元アイドル、俳優……多種多様な演じ手がひとつの作品をめがけて共に切磋琢磨している。和気あいあいとした空気の中、宮迫は「突然セリフを大阪弁に変えてくれって言われたんですよ。