須賀貴匡、宮崎秋人、壮一帆ら出演。2020年3月舞台『冬の時代』上演決定!
(画像左から)須賀貴匡、宮崎秋人、壮一帆
演劇ユニットunratoによる舞台『冬の時代』が2020年3月20日(金)より東京・東京芸術劇場シアターウエストにて上演される事が決定した。
『冬の時代』は木下順二による戯曲。大逆事件(1910年)以降約5年間は社会主義運動の「冬の時代」と呼ばれ、この時期、堺利彦は「売文社」をおこし、荒畑寒村と大杉栄は、雑誌「近代思想」を発行。言葉によって世の中を動かそうと尽力し、社会運動だけではなく文化運動にも力を注いだ。『冬の時代』には堺利彦や大杉栄、荒畑寒村、伊藤野枝など実在の人物が名前を変えて登場する。同作の劇団民藝での初演は1964年、東京オリンピックが行われた年。2度目の東京オリンピックを迎える2020年に、この物語が再度上演される。
堺利彦がモデルの渋六には、新国立劇場『かもめ』(鈴木裕美演出)のトリゴーリン役も記憶に新しい須賀貴匡、大杉栄がモデルの瓢風には 『ハムレット』(森新太郎演出)などさまざまな舞台で活躍する宮崎秋人、渋六の妻には宝塚歌劇団の元雪組トップスターで近年は『Le Pere父』(ラディスラス・ショラー演出)などストレートプレイでも活躍する壮一帆など、個性豊かなキャストが出演する。