音楽劇『ハムレット』主演キム・ヨンソク「挑戦です」
と明かしながらも、それでも出演を決めた理由は「挑戦です」と笑顔。「僕は俳優として、韓国と日本を行ったり来たりできるようになりたいと思っています。そしていつかはブロードウェイにも出たいです」と言うキムだが、今年8月の日本での舞台(『マイ・バケットリストSeason5』)での経験は「正直言うと大変でした。台詞を覚えるのも一苦労ですし、発音を間違うと相手に届かない。すごく苦労しましたね。でも、公演が終わって、韓国に帰ったら、『もっと成長したい。もっと上手になりたい』と思ったんです。“もう嫌だ”とは全く思わなかった。
だから次はもっとレベルアップした僕の姿を見せたいと思っています」。そういう志もあり、実はこのインタビューでも、通訳者は同席していたのだが、基本的にはキムが日本語で話してくれた。
舞台で大切なのは「チームワーク」だそう。「皆さんとは初共演ですが仲良くなりたい。チームワークは客席に伝わりますから。ハムレットは寂しい人だし、辛い思いをする役で、僕は役を引きずりがちですが、稽古の休憩時間は『珈琲をどうぞ』と言って(笑)、仲を深めたいです」。
がんばれるのは「お客様の反応がもらえるから」。