日常空間が劇場に 劇メシ『ハイイロキツネは二度遠吠う』開幕
「劇メシ」神奈川公演より
劇場ではなく、レストランを会場に、食事も楽しみながら観劇することができる体験型演劇「劇メシ」シリーズ。2016年の初演以来、7作を上演し、11月15日より神奈川県・川崎市THE CAMP CAFE&GRILLにて、11月25日(月)より東京都・恵比寿CAFE PARKにて、劇メシ-BetsuBara-『ハイイロキツネは二度遠吠う』を上演する。
現在、神奈川公演が上演中の今作。チケットにはワンプレートの食事と、ワンドリンクが含まれており、会場につくとまず食事を楽しむことができる。カフェでは作品とコラボレーションしたドリンク、デザートメニューもあるのでぜひチェックしてほしい。
本編は、役者陣がカフェに入ってくるところからスタート。会場はそのまま舞台でもカフェとなっており、にぎやかなオープニングが終わると、それぞれの場所で物語をはじめだす。カフェの店長・吉田(田中克宏)が、勤務中もケータイをいじっているバイト・野村(飯田來麗)を注意するが、その態度がつれないと、客席で「バイトの態度、お客さんどう思います?」と話しかけるアドリブも。
そんな店長とバイトの会話の対向では、ハイテンションで怪しい商品を説明する女・安藤(幸野ゆりあ)