松下優也「僕も稽古場で驚いてる」音楽劇「ロード・エルメロイⅡ世の事件簿」
他の登場人物は天才ばかりですが、彼はそうじゃない。そこが魅力です。今、演じるうえで苦労しているのは台詞です。知識豊富なぶん言葉も難解ですし、この世界特有の表現も出てくる。彼は説明ばっかりしてるので(笑)、なかなか大変ですが、ただ台詞を覚えるだけではお客様には伝わらない内容だと思うので、僕が頭の中で映像が浮かべながら話せるくらいまで落とし込む必要がある」と大変そうだがどこか楽しそうに語る。
本作では座長を務め、稽古場でキャストやスタッフと和やかにコミュニケーションを取る姿も印象的だった松下。11月にデビュー11周年を迎えたが「今改めて成長したいと思っています。直感でいいものができることもありますが、僕は確実にいいものを届けていきたいから、常に真摯に向き合うことを大切にしたい。
芝居や歌やダンスが純粋に好きですから」と語り、本作とも真っ直ぐに向き合う。どんな舞台が完成するのか期待して待ちたい。
「今回は、原作の小説や漫画を読んで観ていただくと倍以上楽しめます!『あの魔術がこうなるんだ!』という再現度も楽しめるので」と松下がオススメする本作は、プレビュー公演を12月15日(日)に千葉・市川市文化会館 大ホールにて上演後、本公演を12月19日(木)