魔術を舞台で表現 音楽劇「ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 -case.剥離城アドラ-」稽古レポ
稽古場の模様
音楽劇「ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 -case. 剥離城アドラ-」のプレビュー公演が12月15日(日)に上演され、本公演が12月19日(木)に開幕する。三田誠の同名小説『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』の初舞台化となる本作。総合演出をウォーリー木下、脚本を斎藤栄作、演出を元吉庸泰、音楽を和田俊輔が手掛ける。魔術の世界を舞台に、松下優也が演じるロード・エルメロイII世と青野紗穂が演じる内弟子グレイがさまざまな事件に立ち向かう物語。その稽古場に潜入した。
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この日、稽古が行われていたのは、ロード・エルメロイII世とグレイ、ハイネ・イスタリ(百名ヒロキ)や時任次郎坊清玄(木戸邑弥)、フリューガー(松田慎也)らが、化野菱理(壮一帆)に食堂に招かれ一堂に会するというシーン。多くのキャラクターが登場する場面だが、芝居が開始してすぐに一人ひとりの個性が伝わってくる。あちこちで会話が繰り広げられる賑やかなシーンであったが、その中で紛れるように行われるシリアスなやり取りに自然と目がいくように、元吉が丁寧に演出をつけていく。
続いて行われたのは、ハイネと謎の獣が激しく戦うアクションシーン。