文楽とチェロがコラボ!国立文楽劇場でスペシャル企画開催!
チェロの音に合わせて舞う『関寺小町』と、後の太夫・三味線と演じる『関寺小町』との見比べや、チェロと太棹三味線の音楽表現比べができるのは、企画公演ならでは。公演に向けて宮田は「桐竹勘十郎さんとはテレビ番組で初共演し、舞台公演でも一度共演させていただいております。これまで文楽の世界と、西洋のクラシック音楽はあまり交流がなかったのですが、作曲家の黛 敏郎さんがチェロ独奏の『BUNRAKU』と言う作品を生み出してくださり、また勘十郎さんがチェロをお好きということもあり、同じ舞台で共に演じることができるきっかけとなりました。なかなか演奏することのできない国立文楽劇場で、日本と西洋の芸術が一つとなり他では味わえない勘十郎さんとの一期一会の再共演がとても楽しみです 」とコメント。
勘十郎は「新型コロナウイルス感染症で、特に演劇界はまだまだ先が見えないという状況です。しかし文楽の再開を望んで待っておられる方はたくさんおられます。こんなことで、何百年も大阪で守り育てられてきた芸能が無くなってしまうはずがございません。体力、気力を落とさないよう、できることを少しずつでもやっておりますので、大阪での文楽再開、ぜひとも無事につとめたいと思っています。