尾上右近、花形歌舞伎で大役に挑む「僕の本気を見逃さないで」
猿之助のお兄さんから許しを得て、澤瀉屋(※)の型『ぶっ返り』に挑戦させていただく。いろいろミックスしながらも自分の形を模索している姿をこの重要な公演で提示できるのは嬉しいです。テレビ、映画など、どのジャンルも本気ですが、歌舞伎ほど分かりやすい本気は見逃してほしくないですね」。
(※)「澤瀉屋」の「瀉」のつくりは、正しくは“わかんむり”です。
公演は3月6日(土)から21日(日)まで(12日(金)は休演日)、京都・南座にて上演。チケット発売中。
取材・文:石橋法子