くらし情報『東京バレエ団、金森穣に新作委嘱。題材は『かぐや姫』』

東京バレエ団、金森穣に新作委嘱。題材は『かぐや姫』

という。Noism創立から17年。外部の団体に振付けるのは今回が初めてだが、アシスタントの井関佐和子(Noism副芸術監督)とともにリハーサル初日にのぞみ、「今日は夢見心地でした」と明かす。
『かぐや姫』という題材については、「恩師キリアンも作品化していますが、私は物語に則った、Noismでいうところの“劇的舞踊”、全幕もののストーリーバレエをと考えています。東京バレエ団ならではの女性のポワントの群舞、ダイナミックな男性の群舞を活かしたい」。11月に上演するのはその1幕に当たる部分だという。
音楽はドビュッシーが使われる。「バレエに対する最大限のリスペクトをもって、作品を構成している。
もちろん自らの芸術性で挑むが、いままでの私の作品の中でいちばんバレエ的になるかもしれない」。台本は『竹取物語』も童話として書かれたものもすべて読んだうえで書いたオリジナル。「歴史に残る作品を創りたい」という金森のバレエ。期待はいやがうえにも高まる。

加藤智子
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