新国立劇場のバレエと演劇。米沢唯と趣里の熱い思いとは
という。趣里が出演する『キネマの天地』も観劇を楽しみにしている。
『キネマの天地』は映画出演のために集められた4人の女優達が巻き込まれる、殺人事件をめぐる井上ひさしによる推理喜劇。趣里は、1番の若手で人気急上昇の女優を演じる。「演出の小川絵梨子さんが目指しているのは、表面的な面白さを超えた人間の心のやりとり。今の人の心にアプローチできるよう頑張っています」と意欲的だ。翌月に上演されるバレエ『竜宮』は、昨年7月に新国立劇場が初演したオリジナル作品で、演出・振付の森山開次によるユニークなアイデアと独特の身体表現が、多くの観客の心を捉えた。「浦島太郎の物語です。
ポップな衣裳に美しいプロジェクションマッピングは、バレエを初めて観る方も小さなお子さまも楽しんでいただけます。子どもがマネしたくなるような振付や、“鶴の舞”というカッコいい踊りも!」と米沢が紹介すると、すかさず「絶対行きます」と趣里。
こどものためのバレエ劇場2021『竜宮~亀の姫と季(とき)の庭~』は、7月24日(土)~27日(火)、新国立劇場オペラパレスにて。チケット一般発売は7月4日(日)。
文:加藤智子