中丸三千繪「原点に戻る」 1日限りのクリスマスリサイタル開催へ
オペラ歌手の中丸三千繪によるクリスマスリサイタル『MICHIE NAKAMARUソプラノリサイタル〜Starly Christmas2021〜』が2021年12月11日(土)、東京・紀尾井ホールで開催される。中丸の歌声はもちろん、俳優の石田純一を迎えたトークなどが楽しめるようだ。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、思うようにコンサートができなかった。その間、中丸は、決して“停滞”していたわけではなく、「これまでのキャリアを振り返ったり、勉強し直したりする時間」だったといい、今回のリサイタルは「自分の原点に戻るようなものにしたい」と話す。プッチーニの『トゥーランドット』や『ラ・ボエーム』など、オペラ・アリアを中心にプログラムを構想中だ。
「コンクールで歌った曲を、今更歌うのは恥ずかしいと思っていたんです。西洋の難しい曲にどんどん挑戦していかないといけないと思っていたんですよね」と明かす中丸だが、今年6月に最愛の母・アイ子さんが亡くなったことを契機に考えが変わる。それは「難しくて知らない曲をやるよりも、いつもCDで聴く曲や昔から歌っている曲を聴くとファンは安心するのよ」という母の言葉を思い出したからだといい、『月の沙漠』など「母が好きだった曲を歌うのもいいかな」。