「ジュリオ・チェーザレ」 パリ・オペラ座公演より (C)Agathe Poupeney
10月に開幕する2022/2023シーズンで開場25周年を迎える新国立劇場。新シーズンの上演ラインナップが発表され、オペラ芸術監督の大野和士が出席して会見が行なわれた。
オペラ公演は全10演目で、そのうち次の3本が新制作。
●ヘンデル《ジュリオ・チェーザレ》(10月)リナルド・アレッサンドリーニ指揮/ロラン・ペリー演出
●ムソルグスキー《ボリス・ゴドゥノフ》(11月)大野和士指揮/マリウシュ・トレリンスキ演出
●ヴェルディ《リゴレット》(2023年5~6月)マウリツィオ・ベニーニ指揮/エミリオ・サージ演出
《ジュリオ・チェーザレ》は本来、2年前の4月に上演されるはずだった舞台の、念願の登場。2011年パリ・オペラ座制作のプロダクションは、幻想的な博物館を舞台に、シーザーとクレオパトラの恋と政治の駆け引きが描かれる。バロックの旗手アレッサンドリーニがカラフルで刺激的なヘンデルを聴かせてくれるにちがいない。
《ボリス・ゴドゥノフ》は新国立劇場とポーランド国立歌劇場の共同制作。演出のトレリンスキは同劇場の芸術監督で、METなどでも活躍する注目の人。