くらし情報『巨匠マイスキーが至宝のバッハ無伴奏チェロ組曲全曲』

巨匠マイスキーが至宝のバッハ無伴奏チェロ組曲全曲

各組曲の5曲目に配置されているメヌエット(第1、2番)、ブーレ(第3、4番)、ガヴォット(第5、6番)が両日に分かれていること。両日に短調の組曲が1曲ずつあること。1日目の変ホ長調(第4番)とハ短調(第5番)の平行調(♭3つ)、2日目のニ短調(第2番)とニ長調(第6番)の同主調という調性のつながり。そして、1+4=5、3×2=6という数字遊び!これは偶然見つけた数式だけど、バッハは数学好きだから喜んでくれるんじゃないかな(笑)」
ソ連時代のラトビア生まれ。若き日には反体制派として無実の罪で連行され、2年以上も楽器に触れることさえできなかった経験も持つ。今年3月にはウクライナのためのチャリティ・コンサートを開いた。
「宗教も言葉も国籍も超えて理解し合えるのが音楽。偉大な音楽は互いを発見し発展させることができるはず。
私にできるのはほんの小さなことだけれど、それを積み重ねることが大事だと思う。絶対にね」
無伴奏チェロ組曲全曲演奏会は10月30日(日)31日(月)東京・サントリーホール、11月2日(水)3日(木)愛知県芸術劇場コンサートホールで。雄大な自然の中に佇む八ヶ岳高原音楽堂で味わう3曲抜粋(第3、2、6番=10月28日[金])も至福。
(宮本明)
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