『超歌舞伎』東京へ!中村獅童「古典歌舞伎好きの皆さんもペンライトを振って」
福岡・博多座、愛知・御園座を巡演した『超歌舞伎2022 Powered by NTT』が、8月21日に東京・新橋演舞場で開幕。これを受けて行われた会見に、出演者の中村獅童、小川陽喜、澤村國矢が登壇した。
2016年の「ニコニコ超会議」で誕生した『超歌舞伎』は、獅童ら歌舞伎俳優とボーカロイド(バーチャルシンガー)の初音ミクが最新技術のもとで競演する新趣向の歌舞伎公演。これまで千葉・幕張メッセといったイベント会場を中心に有観客上演がなされてきたが、今年は歌舞伎を上演する劇場進出と同時に4都市ツアーも果たす。
博多・名古屋公演を「一公演一公演、僕らにとって戦いでした」と振り返った獅童。「これまでイベント(ニコニコ超会議)の一部だった演目が、歌舞伎の劇場に進出する。サブカル好きの若者に喜んでもらうだけでなく、歌舞伎を昔からご覧になっている古典好きのファンに納得していただけるクオリティを目指しました」「演技法・化粧・衣装はすべて伝統的な古典にこだわり、バーチャルとのコントラストがくっきり出るように工夫して」と胸を張る。
その結果、客席には初音ミク推しの観客に加えて古典歌舞伎ファンの姿も。
獅童は「法被をお召しになっている熱狂的なミクさんファンの存在を心強く感じて『この方に倣ってペンライトを振ってください!』とお手本になってもらう場面もありました」