くらし情報『土田英生が手掛ける『アネト』は、「朗読劇でしかできない新しい舞台」』

2022年9月15日 12:30

土田英生が手掛ける『アネト』は、「朗読劇でしかできない新しい舞台」

ある日、姉の存在を知った弟が一通の手紙を出すところから物語が始まる。姉を南野陽子、弟を林田一高が演じるほか、関西で活躍する若手俳優8名が“朗読アンサンブル”として詩を朗読する。「南野さんは、非常に声が綺麗な方。今作ではしっとりとした面を出していただきつつ、新しい魅力を引き出せたらと思っています。林田さんとは初めてご一緒しますが、文学座の方ということもあり、安心感があります。朗読アンサンブルは“バンド”のイメージで、詩の部分になったら、バンドが演奏するように読んでもらうつもりです。この8人の存在も、まだ考えているところですが、ただ詩を読むだけではなく、彼らが登場する背景を作りつつ、笑いの部分も担ってほしいなと思っています」。

これまでも数多くの朗読劇を手掛けてきた土田。
朗読劇の魅力を「情報が少ないからこそ、お客さんの想像力をかき立てることができる」と語る。「元々、『ラヴ・レターズ』という朗読劇を見たときに衝撃を受けたんですね。フィクションなのに、リアリティを感じるというか。本当に手紙と手紙の間に行われたことを知りたくてしょうがなくなったりして、その人の人生を非常に感じた気がするんです。昨今、朗読劇が増えてきていて、それは、手軽にできる良さはもちろんありますが、僕はそれよりも、朗読劇でしかできない新しい舞台を作ろうと思っているので、期待して観に来ていただきたいです」。

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