4人で四千匹の動物たちを表現!長塚圭史演出「モグラが三千あつまって」
と語る。
振付を担当した近藤は、長塚から「4人を三千に見せるのがあなたの仕事」と“圧”をかけられたそうだが「無理難題で大変でしたが(苦笑)、イマジネーションを働かせるのが大事になってくる」と語る。また、劇中でキャスト陣が楽器を演奏するシーンもあるが、音楽を担当した阿部は、戦火のウクライナでシェルターに避難した人々が楽器を演奏する姿にインスピレーションを受けたそうで「(モグラが)地下で演奏するという風景がよぎった」と明かした。
舞台初主演となる吉田は、劇場にやってくる子どもたちの存在を念頭に「初めて劇場に来るというお客さまもいると思いますが、想像力をかきたてられる作品をお届けできるのが嬉しい」と語る。栗原は、これまで演じたことのないような“鬼教官役”をはじめ「一人で6役以上をやらないといけないし、早替えや移動もあって…」と苦労を口にしつつ「楽しい気持ちで過ごしています」と充実した表情を見せていた。なお、本作では4歳~小学生の観客向けに公演終了後に舞台装置などを見られるガイドツアーを行なうなど、様々なスペシャル企画が実施される。
「モグラが三千あつまって」は新国立劇場にて7月14日(金)より上演。
取材・文:黒豆直樹
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