大人気の『平成中村座』がよりパワーアップし九州再上陸!
と意気込む。また豊前小倉藩で起きたお家騒動をベースにした『小笠原騒動』は前回大好評を博し、再演を望む声が多数寄せられた。勘九郎自身「(中村)芝翫のおじを拝見してあまりにも面白くて、チケットを取って観たくらい大好きな演目」と語り、芝翫の息子たち(橋之助、福之助、歌之助)への“継承”を念頭に「私たち(勘九郎&七之助)は悪人(犬神兵部&お大の方)で、彼らをビシバシいじめていきたいと思います(笑)」と笑いを誘った。
平成中村座のコンセプトは、まるで江戸の芝居小屋にタイムトリップしたかのような「時空を超えたエンタテインメント空間」。クライマックスで舞台の後ろを開け、小倉城を借景にするダイナミックな舞台演出に加え、芝居小屋の周囲に立ち並ぶ長屋も話題となった。今回は、【市制60周年】を迎える北九州市の全面バックアップのもと、長屋の数も前回の20軒から30軒へとスケールアップ。また、ディズニー好きだった勘三郎にあやかり、隠れミッキーならぬ『隠れ勘三郎』など劇場そのものも遊び心満載。「平成中村座は、外の部分もテーマパークのように楽しんでいただけるよう、趣向を凝らしています」と演目以外もアピールした。
公演は11月1日(水)