【Interview】街と職人とデザイナーを結ぶ写真集プロジェクト。ニットブランドL’ANITがクラウドファンディングを実施中
——今までに行われたゲリラフォトシューティングのお写真を一部拝見しました。ラニットのニットを着て活き活きとした表情の人達が目を引きますが、「ゲリラフォトシューティング」を行う際に、キャスティングや雰囲気づくりなど気をつけていることなどを教えてください。私自身、突然の交流が思いもよらぬ方向に発展し、良くも悪くもなかなか出来ない貴重な体験をする体質なので、同じような性質を持つプロの方を選ぶことで、より想像し得ない場面や人と出会える確立を高くしています。協力して下さるプロの方のアドバイスや個性を重視することで、そのときに一緒に行なうメンバーでしか作り出せない個性の引き出し方や雰囲気といった「味」を大切にしています。
——撮影は福島県の川俣町と大阪府で行うと伺いました。川俣町は、以前ROBEでも取り上げた「女子の暮らしの研究所」がジュエリーとしても使用する、世界一薄いシルクの産地としても有名です。撮影場所を上記の2地点に決めたのはなぜですか?川俣町はラニットの現在の拠点です。横浜港から海外に出荷していたシルクの多くも川俣産の生地だったので町が潤い、盛んに貿易が行われて、当時は欧米の文化が入り交じった土地柄でした。