蛭子能収の「おひとりさまを笑うな!」インタビュー(1)
給料の少ない人でも楽しく遊べるように料金も安いしね。あと、俺も好きだけど、映画館もおひとりさまにはいい遊び場だと思いますよ。本にも書いたけど、「ひとりだけどひとりじゃない」というような不思議な感覚がある場所。カップルやグループで来ている人がまだまだ多いようだけど、おひとりさま客ももっと増えたらいいね。
――蛭子さんは優先順位がはっきりしているんですね。仕事はお金を稼ぐ手段であるとか、自分の好きなものはこれだという認識が明確にあって。だから、そのときどきの自分の目的に向かってシンプルに行動がとれる。
蛭子:やっぱりまずは自分の好きなものをはっきりさせることですよね。
本当に何でもいいので、人目を気にせず遊びの中からでいいので、自分はこれが好きだと思うものをまずは見つけて。本を読むのが好きだという人は本を読めばいいし。デパートが好きな人は、デパートをぐるぐる1人でまわってもいいんです。何か意味のあることをしようと思うと、好きな遊びは中々見つからないから、ただただ好きな気持ちを思い出してみてほしいですね。